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ARTICLEパラメーター
読み:パラメーター
英語名:parameter
パラメーターとは、ソフトウエアを実行したりプログラム内で関数を呼び出したりする時に、一連の処理を指定するために与える情報である。
平易な例を挙げれば、電卓に打ち込む値がパラメータである。
プログラムはユーザーの様々な好みに応えるために、一つの機能でも動作を変えられるように作成されることが多い。そのようなプログラムはユーザーが動作や条件を選択することができるようになっており、この変更をプログラム内部で制御するものがパラメータである。
また、URLの「?」以降の文字列を指す。
例:http://www.pi-pe.co.jp/service/index.php?from=top&ad=yahoo
※例であり、こちらのURLは存在いたしません。
URLのパラメーターによってWebの動的ページが生成される。
動的ページとは、CGI、PHP、ASP、JSP、RubyなどのWebアプリケーションによって生成されるページのことである。ユーザーのリクエスト(入力された値)によってプログラムがデータベースから情報を抽出してWebページに表示する仕組みで、申し込みフォームやアンケート回答フォーム、その確認画面、完了画面などで利用される。
動的ページにはURLの「?」以降のパラメーターによって画面を変更するパターンと「?」以降のパラメーターを表示せずに画面を変更する2つのパターンがある。前者は値がGETメソッドと呼ばれる方式でWebアプリケーションに送信されており、後者は値がPOSTメソッドと呼ばれる方式で送信されている。
GETメソッドは「パラメーター名=値」の形式で、複数ある場合には & で繋ぐ。上記の例では、「from=top」と「ad=yahoo」という値が動的ページを生成する指示となる。GETメソッドの場合、URLには必ずパラメーターが付記される。
POSTメソッドを利用する場合、パラメータはHTTPリクエストのBODY内に格納されてWebアプリケーションに渡される。この場合、ブラウザのアドレスバーにはパラメーターは表示されない。したがって、同じURLのままで画面表示のみが変更されるように見える。
パラメーターを使用するWebアプリケーションは、クロスサイトスクリプティングやパラメーター改ざん等のセキュリティホールが発生する場合があり、注意して開発することが肝要である。