導入事例

CUSTOMERS

印刷×ネットの販促ソリューションをパッケージ化
SPIRAL®活用で10日かかっていた構築作業を3日に短縮
〜「SPIRAL® があったからサービスを始めた」〜

三浦印刷株式会社

業務内容
商業印刷、事務用印刷、マルチメディア、セールスプロモーションの企画・制作、サイン&ディスプレイ、IT技術応用ビジネス開発、DPS、POD
使用サービス
SPIRAL® ver.1
URL
http://www.miura.com/
代表者
代表取締役社長 原 知己
本社
東京都都墨田区千歳二丁目3番9号
課題
お客様からキャンペーンシステム構築の依頼をいただく度にフルスクラッチで開発していたが、工数やコストがかかるうえ、セキュリティ対策にも課題があった。
解決策
柔軟なカスタマイズ性と高いセキュリティ性能を持つSPIRAL® を導入することで、キャンペーン制作に関するアプリケーションをパッケージ化することができた。
効果
1件のキャンペーンシステム構築に10日かかっていたが、導入後はオリジナルパッケージを利用することで、3日で構築できるようになった。

インタビュー

INTERVIEW

三浦印刷株式会社は、昭和6年(1931年)創業の老舗印刷会社です。デパートや金融関係、自動車メーカー、官公庁などの幅広いジャンルの商業印刷を手がけており、パンフレットやポスター、カタログなどの高品質なカラー印刷を得意としています。同社では20年程前からインターネット関連の受託制作・開発業務を行っており、2015年にそのノウハウをパッケージ化した販促ソリューションサービス「ミウラの缶」の提供を開始しました。SPIRAL® はシリーズの1つである「キャンペーン缶」に採用いただいています。ここでは、営業部営業企画課の課長・大野仁志氏、「ミウラの缶」アクション担当・高木誠氏、同プランナー・村脇仁哉氏、システム開発を担当された石田猛氏にお話を伺いました。

営業部営業企画課
    「ミウラの缶」アクション担当 高木 誠 氏
営業部営業企画課 「ミウラの缶」アクション担当 高木 誠 氏

個別対応での開発でコストやセキュリティに課題
「SPIRAL® があったから始めた」

「ミウラの缶」と、SPIRAL® を利用している「キャンペーン缶」について教えてください。

2015年6月にスタートした「ミウラの缶」は、スマートフォンへの最適化を前提としたデジタル販促ソリューションパッケージです。販促施策に関わるデータベースやエントリーフォーム、メール配信などをパッケージ化し、印刷業務などと併せてサービスを提供しています。現在のラインナップは、「キャンペーン缶」を中心に、「ウェブ缶」「EC缶」「動画缶」「デジタル翻訳缶」の5種類です。

SPIRAL® を活用している「キャンペーン缶」は、アンケート応募型やシリアルコード応募型など3タイプあり、テンプレートと印刷物のデザインデータなどを用いて最短7営業日で完全にキャンペーンを稼働できるサービスで、事務局の代行業務にも対応するものです。キャンペーンにおける印刷作業との相乗効果と、効率的なソリューションをご提供できることもあって、「ミウラの缶」ラインナップの中では最も多くのお客様にご好評いただいています。

「キャンペーン缶」のプラットフォームにSPIRAL® を採用した理由は何ですか?

“採用した”というより、“SPIRAL® があったから”「キャンペーン缶」を始めたと言っても過言ではありません。以前は、お客様企業からキャンペーンのお話をいただく度、個別にフルスクラッチでアプリケーションを開発していました。これではコストも工数もかかってしまい、柔軟な対応もできません。また、セキュリティの面でも、その工数とともに、どこまで責任を負うかなども考えなければいけませんでした。

とは言え、インターネットと印刷を活用した手間なく、使い勝手のよい、スピーディなサービスをより多くのお客様にご提供したいとの思いはありました。そんな時にSPIRAL® に出会ったのです。カスタマイズ性やセキュリティ、価格、ユーザーサポートなどの面で、SPIRAL® はこういった課題を解決してくれるシステムでした。

営業部営業企画課 「ミウラの缶」システム開発担当 石田 猛 氏
営業部営業企画課 「ミウラの缶」システム開発担当 石田 猛 氏

2カ月程度でシステムのパッケージ化を実現
データの集計・管理で業務効率を改善

「キャンペーン缶」の中でSPIRAL® はどのような役割を担っていますか?

「キャンペーン缶」の応募フォーム、サンキューメール配信、個人情報管理、シリアルナンバー照会・管理でSPIRAL® を使っています。例えば、大量の応募があった大手写真店様が実施したキャンペーンでご利用いただいたケースでは、データ管理やシリアルナンバー管理のシステムにSPIRAL® が活用され、応募データの集計と管理で大幅な業務効率改善を実現しました。

SPIRAL® の導入決定からサービス提供開始までにどれくらい時間がかかりましたか?

2014年6月から検討を始めて、SDP(SPIRAL® Developers Program:開発会社向けプログラム)アカウントを開設したのが2014年11月です。そこからさまざまな検証を行った結果、考えていたことが実現できると確信し、2015年1月から本格的な開発を始めました。その後、2カ月程度で「キャンペーン缶」のパッケージをまとめることができました。それも他の業務をやりながらです。とてもスピーディなサービス開発が実現できました。

「キャンペーン缶」におけるスパイラル(R)の役割

10日かかっていた作業がわずか3日に短縮
セキュリティでもお客様から高評価

SPIRAL® は狙い通りの効果を発揮していますか?

キャンペーンを、まさに「缶」を開けるように簡単に提供できるようになりました。以前であれば、設計をして、サーバを用意して、アプリケーションを開発して、テストして、......と1件構築するのにどんなに早くても1週間から10日はかかっていました。それが今は、パッケージをカスタマイズするだけでサービスを提供できます。細かなテストも必要ありません。少人数のスタッフでも3日でシステムのセットアップができ、最短1週間でキャンペーンを始められるようになりました。その結果、サービスの低価格化にもつながっています。

アプリケーションの開発で大きな変化があったそうですね?

以前はアプリケーション開発時にはまず、セキュリティのことを考えなければなりませんでした。全体の作業割合で言うと、セキュリティが4割、システム開発とテストを合わせても6割というのが実情です。しかし、SPIRAL® を導入して以来、セキュリティに関する作業にはほとんど時間をかけず、他の作業にリソースを割けるようになりました。

お客様企業からの評価はいかがでしょう?

セキュリティ面で高い評価をいただいています。例えば、大手メーカー様にご導入いただく際、セキュリティの厳しい監査がありました。ところが、そのメーカー様がパイプドビッツさんと直接お取引があるとのことで、システム監査に行った時に「システムで使うのはSPIRAL® です」と申告したところ、システム面におけるセキュリティの監査が非常にスムーズに進行したということがありました。そういうところでも、お客様に評価をいただいていると感じています。また、セキュリティだけでなく、システムの安定性も含めて評価されているからこそ、リピート利用していただけているのだと思っています。

本日は、ありがとうございました。

(2016年09月27日掲載)
※企業情報・肩書などを含め、本事例ページに記載された内容は取材当時のものです。

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