導入事例

CUSTOMERS

SPIRAL®×LINE×デジタルギフト®のポイント管理システムで会員への謝礼支払い方法を刷新!
大幅な業務効率化と会員の新規獲得・案件参加率向上に期待

株式会社アイ・エヌ・ジー

業務内容
Z世代を中心としたマーケティングリサーチ、Webや動画のコンテンツ制作、キャスティング、プロモーション、メディアへのPRなど
使用サービス
SPIRAL® ver.1
URL
https://www.i-n-g.co.jp/
代表者
代表取締役 佐藤康文
本社
東京都渋谷区宇田川町33-7 アイ・アンド・イー渋谷ビル7F
課題
会員への謝礼が現金手渡し。事務所へ行かなければいけない会員の負担、経理部も含めて対応が必要な事務作業の負担などが課題に
解決策
謝礼を現金からポイント制へ。SPIRAL®×LINEの既存の会員管理システム上で、自身のポイントをデジタルギフト®により電子マネー等に交換できる仕組みを構築
効果
会員は来社不要、社内では大幅な事務作業削減と、双方にとって嬉しい効果。地方在住の会員も積極的に案件へ参加できる環境へ

インタビュー

INTERVIEW

高校生や大学生など、Z世代を対象としたマーケティングリサーチやプロモーションなどを行っている株式会社アイ・エヌ・ジー様。マーケティング部では、若年層のリアルな声を企業広告などに生かすことを目的に、Z世代コミュニティ「INGteens(アイエヌジーティーンズ)」を運営しています。同社では従来、PRなどの案件に協力してくれた会員に対する謝礼を渋谷にある事務所にて現金で手渡していました。しかし、この方法は会員、同社双方にとって不便なことが多く、課題に感じていました。そこで、SPIRAL®とLINEを基盤に構築していた既存の会員管理システムに、株式会社デジタルフィンテックが提供するオンラインギフト発行サービス「デジタルギフト®」を連携させた「ポイント管理システム」を新たに構築。ポイントによる謝礼の支払いを実現しました。
本システムのねらいや期待される効果などについて、マーケティング部の小池莉央様にお話を伺いました。


会員への謝礼が現金手渡し。事務所へ行かなければいけない会員の負担、経理部も含めて対応が必要な事務作業の負担などが課題に

Z世代コミュニティ「INGteens」はどのような運用をしているのか教えてください。

「INGteens」は、高校生や大学生を中心とした登録制コミュニティです。現在は約5700人が登録しており、Z世代のリアルな声や最新トレンドを集めて、企業の広告制作や商品開発に活かしています。私たちマーケティング部は、このコミュニティの会員獲得や案件参加率向上を目的とした施策の企画立案などが主な業務です。また、企業からのアンケートやPRなど案件の内容に応じて、対象となる会員に参加を呼びかけ、応募してくれた会員たちと連絡を取りながらお仕事完了までの進行管理もしています。会員とのやり取りは基本的にLINEです。SPIRAL®とLINEを連携した会員管理システムで、「INGteens」への会員登録や、会員の属性ごとに細かくセグメントしたメッセージを配信するといった運用を長年続けてきました。

ポイント管理システムを構築するに至った背景を教えてください。

これまで案件を受けてくれた会員には、謝礼を現金手渡しで支払っていました。月末締め翌月払いで月に1回、1週間程度の謝礼受取期間を設定して、渋谷にある弊社事務所まで受け取りに来てもらっていました。

事務所には、ドリンクバーや新作コスメなどが無料で利用できる「INGROOM(アイエヌジールーム)」というスペースを用意して、会員特典として提供しています。コロナ禍以前は大勢の会員が遊びに来てくれていたのですが、コロナ禍以降、学生たちの遊び方が変わり、人の多い渋谷よりも地元で遊ぶ子の方が多くなってきました。そうなると、謝礼の受け渡しのためだけに渋谷に来るというのはどうしても利便性が悪くなります。地方に住む会員にとってもハードルが高いため、この謝礼方法だと会員獲得や案件の参加率に影響が出てきてしまうのではないかという懸念がリアルになってきたのです。

一方弊社では、経理部にて謝礼の現金+領収書などの各種必要書類を用意し、各人の金額を確認して封筒に入れる、といった準備を毎月行っていました。受け渡しも、16時から19時くらいまでの間は事務所で会員が来てくれるのを付きっきりで待つ必要がありましたし、その期間中に取りに来ることができない方からの連絡や対応もしなければなりませんでした。現金を手渡しする方法は時代に合わないと感じていたこともあり、なんとかこの辺りをデジタル化しできないかと考えるようになったのです。

謝礼を現金からポイント制へ。SPIRAL®×LINEの既存の会員管理システム上で、自身のポイントをデジタルギフト®により電子マネー等に交換できる仕組みを構築

どのようなシステムを構築されましたか?

SPIRAL®とLINEで運用していた会員管理システムにデジタルギフト®を連携させて、ポイント管理システムを構築しました。会員はマイページから獲得ポイントや履歴などを確認し、自身で各種電子マネーに交換できます。

現状、案件の参加実績は弊社のスプレッドシートで管理しているのですが、毎月末にそのデータをSPIRAL®のデータベースにアップロードすることで、会員ごとにポイントを付与します。ポイントの増減は自動で更新されます。会員はポイントの交換申請をすると、LINEにギフト交換用のURLが送信され、その場で好きな電子マネーに交換できる、といった仕組みです。会員はみんなZ世代ということもあり、こういったシステムには慣れているようです。謝礼の制度が変わる旨をお知らせしましたが、特に「使い方がわからない」といった問い合わせも入ってきていません。



アイエヌジー フロー図

SPIRAL®での構築を選んだ理由を教えてください。

やはり、もともと会員管理システムをSPIRAL®を基盤に構築していたのが大きいですね。とはいえ、ポイント管理システムをパッケージで販売している他の会社も検討しました。しかし、パッケージ商品では「こんなふうにしたい」という弊社ならではの希望のシステムを作ることがなかなか難しくて…。この仕組みを作る上では、既存の会員管理システムとの連携は必須です。そもそもの仕組みをわかってくださっているスパイラルさんにお願いした方が、スケジュール的にも金額的にもよかったですし、フレキシブルに対応していただけたのもありがたかったです。また、弊社は未成年者も含む個人情報を管理する立場でもあるため、セキュリティ面がしっかりしているのもSPIRAL®のいいところだと思っています。

会員は来社不要、社内では大幅な事務作業削減と、双方にとって嬉しい効果。地方在住の会員も積極的に案件へ参加できる環境へ

ポイント管理システムの運用はこれからだそうですが、どんな効果を期待しますか?

謝礼受け渡しの作業がほぼ不要になるため、大幅な業務効率化が期待できます。現金や書類の用意、金額の確認、封入作業、受取期間の管理といった事務作業が削減されることで、私たちマーケティング部だけでなく経理部の負担も大きく削減される見込みなので、とても喜んでくれています。また、謝礼がポイント制になったことで、会員は事務所へ来社する必要が無くなります。これまで一都三県が中心だった会員層が、今後は全国に大きく広がることが期待できます。在住地域によるハードルは実質無くなることで、案件への参加率向上が見込まれますね。会員もマイページから確認できることが増えますし、双方にとって利便性向上につながる仕組みができたと思います。


今後の展望を教えてください。

先述の通り、現状案件の管理は手作業で行っているので、いずれは案件への応募プロセスも会員管理システム上で完結できるようにしたいです。例えば、会員はマイページで参加募集中の案件を自由に見ることができて、その場で応募ができる。さらに当落の結果もマイページ上でわかる、といったことができるようになることが理想です。さらに、中長期的な話にはなりますが、今後ポイントで交換できる景品の幅を増やし、自社のオリジナル商品と交換できるようにしたいといった構想もあります。デジタルネイティブである会員の期待に応え続けられるよう、我々もシステムとともに進化していきたいですね。

(2025年03月18日掲載)
※企業情報・肩書などを含め、本事例ページに記載された内容は取材当時のものです。

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