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MW WP Formとは?使い方やよくある質問を解説!

掲載日:2023年1月4日更新日:2024年2月21日

企業のWebサイトにはお問い合わせフォームや資料ダウンロードフォームが必要不可欠です。WordPressでWebサイトを構築しているなら「MW WP Form」を利用するとかんたんにフォーム作成ができます。本記事ではその概要や使い方について解説していきます。

MW WP Formとは

MW WP Formは、かんたんな操作でフォームを作成・設置できるWordPressのプラグインの一つです。

プラグインとは、WordPressの既存の機能や設定したテーマだけでは補えない便利な機能を追加・登録し、カスタマイズできるツールのことで、標準のWordPressでは対応していない機能を使いたいときに利用します。プログラミングの知識がなくても機能拡張が可能なので、多くの人に利用されています。

MW WP Formにはフォーム作成機能、回答データの管理機能があり、アンケートをとったり問い合わせの受付などを行うことができます。

MW WP Formの特徴

MW WP Formの特徴としては、以下の5点が挙げられます。

  • 特徴①確認画面を設定できる
  • 特徴②グラフでデータ分析できる
  • 特徴③データをCSV出力できる
  • 特徴④質問の条件分岐ができる
  • 特徴⑤情報の引き継ぎで顧客の興味を可視化できる

一つずつ解説します。

特徴①確認画面を設定できる

MW WP Formでは確認画面を設定することができます。ここでいう確認画面とは、フォーム送信前に入力内容を確認できる画面のことです。

このような確認画面を設定できるWordPressmのプラグインはなかなかありません。そのため、1つの特徴といえるでしょう。

特徴②グラフでデータ分析できる

MW WP Formにはデータ保存機能があり、集計した入力データをグラフ化して分析することができます。

通常のフォームプラグインでは、管理者へのメールで入力内容を確認することになります。個人のサイトならそれでも問題なく管理できますが、大規模なサイトだと管理が大変です。

MW WP Formは送信されたデータがデータベースに保存されるので、サイトに複数のフォームがある場合にも一元管理が可能です。

また、円グラフと棒グラフ2種類のグラフ表示を選択することができるので、フォームの内容によって最適なグラフを選択することでかんたんに分析ができるようになります。

特徴③データをCSV出力できる

MW WP Formでは蓄積したデータをCSV形式で出力することができます。

CSV形式で出力が可能なので、MAツールやCRMツールにデータを流し込む作業もかんたんです。

特徴④質問の条件分岐ができる

MW WP Formは質問の条件分岐ができます。特定の回答内容によって、後続の質問を変更できるので、効率的に情報を蓄積することができます。

たとえば、お問い合わせ種別で資料ダウンロードを選んだときに、「郵便番号」「電話番号」「会社名」などを必須化するというようなことができるようになります。

特徴⑤情報の引き継ぎで顧客の興味を可視化できる

MW WP Formは、入力フォームに遷移する前に閲覧していた情報を入力フォームに引き継ぐ機能があります。たとえば不動産サイトで問い合わせをしたときに、直前に見ていた物件のIDを引き継ぐというような形です。

この機能があることで、顧客のニーズをより深く理解することができるようになります。

9STEPで解説!MW WP Formの使い方

MW WP Formの使い方を9ステップで解説します。

  • ①インストールする
  • ②フォームを作成する
  • ③入力規則(バリデーション)を作成する
  • ④確認画面の作成する
  • ⑤サンクスページ(完了画面)を作成する
  • ⑥URLを設定する
  • ⑦自動返信メールを設定する
  • ⑧サイト管理者への通知メールを設定する
  • ⑨フォームをWebサイトに設置する

一つずつ解説します。

①インストールする

WordPressの管理画面にある「プラグイン」から「MW WP Form」をインストールします。

インストールが完了したら「有効化」をクリックしましょう。

②フォームを作成する

メニューにある「MW WP Form」>「新規作成」からフォームを作成します。

「タイトルを追加」の入力欄に任意のタイトルを入力してください。

フォームの登録は「メディアを追加」の下にある「選択してください」のプルダウンから「テキスト」を選択し、「フォームタグを追加」をクリックして行います。なおフォームタグの追加では、タグの追加のみとなるので、見出しの設定も行いましょう。

なお、項目を「必須項目」に変更したり、テキストの文字数制限をしたい場合は、入力規則(バリデーションルール)の設定が追加で必要です。作成方法は次のステップで解説します。

③入力規則(バリデーション)を作成する

ショートコードを入力した本文の入力欄から下スクロールしていくと、「バリデーションルール」という見出しの設定項目があります。

必須としたい項目を選択し、「バリデーションルールを追加」をクリックします。

④確認画面を設定する

次に、確認画面の設定を行います。

項目の追加と同様に、「選択してください」から「確認・送信」を選択します。

「確認・送信」ボタンを追加すると、自動的に確認画面が作成される仕組みです。

入力画面・確認画面がどのようになっているかを「フォーム識別子」を任意の投稿ページに貼り付けて確認しましょう。

入力内容を修正できるよう、確認画面には「戻る」ボタンを設置することをおすすめします。フォームタグジェネレーターから「戻るボタン」を選択しましょう。

⑤サンクスページ(完了画面)を作成する

確認画面の設定が完了したら、サンクスページ(完了画面)の設定を行います。

本文入力エリアの下の「完了画面メッセージ」を編集することでカスタマイズ可能です。

申し込みフォームの場合は以下のようなメッセージにするといいでしょう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

申し込み完了

お申し込みいただき、ありがとうございました。

ご入力いただいたメールアドレス宛に、お申込み内容についての確認メールを

お送りいたしましたので、ご確認をお願いいたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

アンケートフォームであれば、以下のようなメッセージがいいでしょう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

送信完了

アンケート調査へのご協力ありがとうございました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

⑥URLを設定する

入力画面・確認画面・完了画面は同じURLで行われる設定となっています。もし、それぞれの画面のURLを変更したい場合には、URLの設定を行いましょう。

⑦自動返信メールを設定する

自動返信メールを設定しておくと、フォームを送信したユーザに自動でメールを送ることができます。

自動返信機能を使用する場合には、本文入力エリアに「メールアドレス」項目を設定するようにしましょう。「自動返信メール設定」から自動返信メールを設定することができます。

自動返信メールで必要な設定は以下の通りです。

件名自動返信メールの件名です。
送信者自動返信メールの送信者名です。
Reply-to(メールアドレス)ユーザーが自動返信メールに返信する際の、返信先アドレスです。自動返信メールは「⑥送信元」のアドレスから送信されますが、これ以外のアドレスで返信を受け付けたい場合に記入します。
本文自動返信メールの本文です。
自動返信メール入力画面のメール項目に設定した「name」の値を入力します。
送信元(E-mailアドレス)自動返信メールの送信元アドレスです。未設定の場合は自動的にシステムのアドレスから送信されるため、空欄でも問題ありません。

自動返信メールの例文は以下の通りです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

※このメールはシステムからの自動返信です

〜様

お世話になっております。

この度はお問い合わせありがとうございました。

以下の内容でお問い合わせを受け付けいたしました。

〜営業日以内に、担当者よりご連絡いたしますので

今しばらくお待ちくださいませ。

−−−−−−− お問い合わせ内容 −−−−−−−

お名前:{お名前}様

E-Mail:{メールアドレス}

電話番号:{電話番号}

お問い合わせ番号:{tracking_number}

お問い合わせ内容:{お問い合わせ内容詳細}¥

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

⑧サイト管理者への通知メールを設定する

フォームが送信されたときにフォーム管理者に通知を飛ばすこともできます。

「管理者宛メール設定」から設定を行いましょう。

以下の設定が必要です。

送信先(E-mailアドレス)通知メールを受信するアドレスです。
CC(E-mailアドレス)CCのメールアドレスです。
BCC(E-mailアドレス)BCCのメールアドレスです。
件名受信通知メールの件名です。
送信者受信通知メールの送信者名です。
Reply-to(メールアドレス)受信通知メールに返信する際の返信先アドレスです。空欄のままでも問題ありません。
本文受信通知メールの本文です。
Return-Path(メールアドレス)メールが正常に送信できなかった場合に、送信するアドレスです。空欄のままでも問題ありません。
送信元(E-mailアドレス)受信通知メールの送信元アドレスです。未設定の場合は自動的にシステムのアドレスから送信されるため、空欄でも問題ありません。

⑨フォームをWebサイトに設置する

最後にフォームをWebサイトに設置します。

「フォーム識別子」をコピーして表示したいページに貼り付けましょう。

MW WP Formのよくある質問

ここからはMW WP Formのよくある質問に回答します。

  • 質問①スパム対策はできますか?
  • 質問②確認画面に遷移しません。どうしたらいいですか?
  • 質問③MW WP Formが送信できないのですがどうしたらいいですか?

一つずつ解説します。

質問①スパム対策はできますか?

「reCAPTCHA(リキャプチャ)」を利用することでスパム対策が可能です。

プラグインをインストール後、[MW WP Form]タブ内の[reCAPTACHA v3]からサイトキー、シークレットキーを設定することで利用可能です。

質問②確認画面に遷移しません。どうしたらいいですか?

Akismet や他のプラグインが干渉していると、確認画面に遷移しない場合があるようです。

確認画面にうまく遷移しない場合は、プラグインを無効化してうまく動くか確認するようにしてください。

質問③MW WP Formが送信できないのですがどうしたらいいですか?

サーバーの設定が正しくされていないことが原因だと考えられます。

「Check & Log Email」というプラグインをインストールすることで、送信されない不具合を解消することができます。

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まとめ

本記事では、「MW WP Form」の使い方について解説しました。

お問い合わせフォームや資料ダウンロードフォームを作成するときにぜひ利用してみてください。