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ARTICLEウェビナー開催時のセキュリティリスクと対策方法を解説
ウェビナー開催にはさまざまな事前準備が必要ですが、セキュリティに対する配慮も欠かすことはできません。ウェビナーを成功させるためのセキュリティ対策について考えましょう。ツールに必要なセキュリティ機能や、主催側が行うべき対策を紹介します。
ウェビナーにおけるセキュリティ対策の必要性
ウェビナーとはオンラインで開催するセミナーのことです。通常のセミナーとは異なる準備が必要になりますが、セキュリティもその一つです。
ウェビナーとセキュリティの関係性についてまずは考えていきましょう。
ウェビナー開催は増加中
2020年になってからはコロナウイルスの影響もあり、会場で開催するセミナーからウェビナーに切り替える企業が増えています。
ウェビナーには「会場の準備が必要ない」「当日の運営負担が軽減できる」などを主催者側もメリットが大きく、ウェビナー開催は増加の流れです。
ウェビナーでセキュリティを考慮する必要性
適切なセキュリティ対策を行わずにウェビナーを開催した場合、不正なアクセスにより動画や画像情報を盗み見られたり、ウェビナーを妨害されるリスクがあります。また、ウェビナーツールにはファイル共有機能や他のシステムと連携しているものもありますので、重要な資料やデータが抜かれてしまう可能性もあります。
こうしたことから、オンライン上で行われるウェビナーは通常のセミナーよりもセキュリティを考慮する必要性があります。
ウェビナーのセキュリティ対策方法
ウェビナーツールにはセキュリティ機能を設けているものがあります。セキュリティ対策について、ツールの機能と物理的な面の両方からアプローチしていきましょう。
エンドツーエンドの暗号化
エンドツーエンドとは、通信を行う二者、もしくは二者間を結ぶ経路全体を指します。ウェビナーは映像や資料、音声をデータ化してエンドツーエンドで共有するというものです。このデータの暗号化を行っているツールもあります。
仮にこのときのデータが暗号化されていないと、第三者によってウェビナーの内容が盗み見られたり、不正にダウンロードされてしまうリスクがあります。ウェビナーツールを選ぶ際には、暗号化が行われているかを確認しましょう。
IPアドレスとドメインの制限
主に社内向けのウェビナーなどで利用されます。IPアドレスを制限することで、IPが割り振られている特定の組織からしか、アクセスができなくなります。第三者による閲覧を防止する効果があります。
ドメインを制限することで、動画再生を特定のWebサイトなどからしか行えなくなり、無断転載を防ぐのに効果的です。
主催者がすべきセキュリティ対策のポイント
セキュリティリスクのないツールの選定も重要ですが、主催者側が能動的に行える施策として、次のことを実行しましょう。
ツールやセキュリティソフトのバージョンは最新に
コンピュータウイルスは日々新しいものがつくられていて、セキュリティソフトはコンスタンスにアップデートすることで、ウイルスに対応しています。
ツールやシステムのバージョンが古い場合、対応できなくなるウイルスがそれだけ多くなってしまうのです。
そのため、常にツールのバージョンは最新に保ちましょう。パソコンやスマホのセキュリティソフトも同様です。
参加者を限定する
会員限定の配信にして、IDとパスワードがなければウェビナーのURLにアクセスできないようにするといった条件を付けて、参加者を絞るのも有効でしょう。
ライブ配信は参加者を絞り、後に録画したものをサイトにアップロードする際には制限を設けないといったように、条件を設けてセキュリティレベルを上げることも可能です。
あまり条件を付けすぎると、今度は参加者自体が減ってしまう可能性があるので、その点は注意が必要になります。
データの扱いに関する教育や漏洩防止策の徹底
システム的な観点からだけでなく、物理的な面からもしっかり対策を施しておきましょう。主に、ウェビナー資料が社員から漏洩するのを防ぐ規則の作成です。
USBなどでデータを持ち出さない、 社で配布した端末からのみデータへのアクセスを許可するなど、人為的ミスなどで情報が漏洩しない対策を練りましょう。
また、データを含んだ端末をきちんと管理することや、重要な資料には鍵を設定するなど、個人ができるセキュリティ施策についての教育を普段から行いましょう。
セキュリティの重要性を社員に教育することも重要です。
まとめ
ウェビナーはオンラインで行うため、不正アクセスなどのセキュリティリスクを孕んでいます。ウェビナー動画の無断転載や資料を抜き取られてしまうことは、企業にとって大きなマイナスです。
セキュリティ対策のしっかりしているツールを使うようにしましょう。また、ソフトやツールを常に最新のバージョンにしておく、情報漏洩を防ぐルールづくりなど主催者側でできることも行うことが重要です。
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