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ARTICLEウェビナーツールのおすすめ比較6選!自社にあったツールの選び方も解説
海外では広く浸透しているウェビナーですが、日本においてはまだ知名度も低く、どのようなツールを使ったら良いかわからない担当者も多いのではないでしょうか。自社のウェビナーに合ったツールの選び方と、おすすめのツール5選を比較しつつ紹介します。
ウェビナーとは?
「ウェビナー」とは、ウェブ(Web)セミナー(Seminar)を掛け合わせた造語です。
その名の通り、インターネットを利用してセミナーを開催することを指します。
ウェビナーにはリアルタイムで開催される「ライブ配信」と、録画した内容を視聴者がダウンロードなどして視聴する「録画配信」の2種類があります。
ライブ配信は視聴者がリアルタイムで質問をしたりできるというメリットがある一方、録画配信は自分の好きなタイミングで繰り返し視聴できるというメリットがあります。
目的に合わせたウェビナーツール選定方法
テレワークを行う企業が増えたことがきっかけに、オンライン上でセミナーを行う「ウェビナー」が日本にも普及しつつあります。その結果、ウェビナーツールの種類も増えており、どれを使うのが良いのか悩む方も増えているのではないでしょうか。
ウェビナーツールを利用するにあたっては、目的に合わせてツールを選定することが重要です。ウェビナーツールが果たす役割や、基本的な使い方をまずは見ていきましょう。
ウェビナーツールを利用するメリット
対面の顔を見つつ、オンライン上で会話ができるツールであれば数多くあります。チャットツールにビデオ通話機能がついたものや社内会議用のアプリもあるので、わざわざウェビナーツールにこだわる必要はないと思う人もいるかもしれません。
ではなぜ、ウェビナーのためにウェビナーツールを用いるのかというと、以下のようなメリットがあるためです。
- 会員登録しなくても参加できる機能がある
- 大人数が参加可能
- SNSからの配信もできる
- 参加者の分析やレポートの取得を行える
と言ったように、参加の敷居を下げ、なおかつマーケティングに役立つ機能を備えているツールもあるためです。これらの機能がウェビナーの効果を高めてくれます。
ウェビナーツールの機能とは?基本から応用、ツールの選び方も紹介
使い分け、併用するのもあり
ウェビナーの目的によって最適なツールは変わってきます。例えば大人数を相手に講義や宣伝を行うような大規模なウェビナーなら、大人数が参加できるものが求められますし、少人数でコミュニケーションを取るスタイルなら、画質や音質によりこだわったツールが求められます。
大人数が参加したウェビナーの後は、よりウェビナーの内容に興味のあるメンバーを集めて少人数ウェビナーを行う、と言ったプランであればツールを併用しても良いかもしれません。
ツールは無料から1アカウント数百円程度で利用できるものも多くあるので、1つのツールにこだわるのではなく、用途によって使い分ける、あるいは併用することを考えてみましょう。
ウェビナーツールだけでは難しい業務も
ウェビナーの目的の1つに「見込み顧客(リード)の獲得」があります。自社のウェビナーの参加者を分析し、興味のありそうなコンテンツを紹介したり、定期的にメールを送ったりといった業務はウェビナーツールだけでは難しい面もあります。
そのような場合、特にウェビナーツールだけで業務を回すことにこだわる必要はありません。MA(Marketing Automation、マーケティング オートメーション)ツールやメール配信ツールを併用していくことも検討しましょう。
ウェビナーツールの中には、そうした別ツールとの組み合わせによってパフォーマンスを発揮するものも多くあります。
初めてのウェビナーでツールを選ぶコツ
ウェビナーツールを使ったことがなく、どうやってツールを選べば良いかわからない方もいるでしょう。ウェビナーツールを初めて選ぶにあたってどのような方法や基準を設けるべきかを紹介します。
無料版やデモで試す
色々なツールを実際に使って、使い勝手や機能を比較してみましょう。その場合、いきなり有料版に申し込むのではなく、無料版やデモで試すのが有効です。
無料版やデモ版では機能や人数が制限されているものが大半ですが、基本的な機能やUIについては十分知ることができます。代表的なツールを社内会議などでいくつか使ってみて、自社の環境に最適なツールを探してみましょう。
開催規模に合わせる
人数や開催頻度も、ツールを選ぶ上で重要なポイントです。
ウェビナーツールの中には少人数に適したものもあれば、数百人規模の大人数向けのものもあります。適正人数についてはほとんどのツールの説明に記載されていますので、導入前に確認しましょう。
また、開催頻度にもツールを合わせる必要があります。頻繁にウェビナーを開催するのであれば、月額定額制のツールの方が良いでしょう。従量課金制のツールの場合、使用ごとに費用がかかってしまうのでコストが高くなってしまうことがあります。
配信代行サービスを利用し相談しながら選ぶ
新型コロナウイルスの影響もあってウェビナーを行う会社は増えています。それを背景に、ウェビナーの配信代行サービスを提供している事業者も現れているので、自社にウェビナーを行うリソースがない場合やノウハウが欲しい場合は利用してみると良いでしょう。
ウェビナーの初回であれば、こうした代行サービスを利用すると同時に、どのようなツールがあるのかを相談してみても良いかもしれません。専門家の立場から的確に選定してもらえます。
主な比較ポイント例
ウェビナーツールをを選ぶ上で、どのような機能に注目すれば良いのでしょうか。比較ポイントを具体的に解説します。
参加者側のアクセシビリティは高いか
参加を促すにあたって、アクセシビリティは最重要です。オンラインツールには、利用に際してアカウントの取得や登録が必要なものがありますが、こうしたツールは初参加のユーザーにとっては敷居を上げる要因にしかなりません。
アカウント登録が面倒だからと参加を見送られてしまうことがないよう、ツールを利用する上で参加者の手続きができるだけ少ないツールを選びましょう。リンクをクリックするだけで参加できるのが理想です。
また、スマホやPCのどちらかからしか参加できないと、参加率は減ってしまいます。参加ツールを限定しないよう、マルチデバイスに対応したツールを選ぶのもポイントです。
コミュニケーション機能はあるか
特にリアルタイム方式の場合は、ユーザーの質疑に答えつつ適宜進めていくのが理想です。そのためのコミュニケーションツールがあるかどうかも、ツールを選定する上で見極めましょう。
ツールの中には、ユーザーが質問などを行いたいときにそれを話者側に知らせる挙手機能があるものや、コメント機能があるものもあります。コミュニケーション補助機能があるツールがあると、参加者の満足度は高まります。
また、アンケート機能があるかどうかにも注目しましょう。ウェビナーツールにアンケートが付属していると、別途、アンケートを行うよりもユーザーの回答率が高くなります。
映像や音声の記録機能があるか
ウェビナーの内容が記録できると、参加者が後々になって見直したり、当日参加ができなかった人が閲覧できたりするので便利です。後で自社サイトなどにアップロードすることで、活動宣伝やプロモーションに利用することもできます。
ウェビナーの内容が記録できるよう、映像並びに音声の記録機能があるツールを選びましょう。
サポート体制を確認
ウェビナーでは、配信中に音声や映像が途切れるといったトラブルに見舞われることがあります。そういった場合に備えて、スタッフが当日ウェビナーに立ち会ってくれる、すぐに対応してくれることを確約してくれるサポート体制のあるツールもあります。
サポート体制をどこまで行ってくれるかをしっかり確認しておきましょう。メールだけでなく、訪問や電話対応はしてくれるか、日本語以外の言語サポートにも対応しているかなども、ウェビナーの規模や主旨によっては確認しておくと、トラブル防止につながります。
おすすめのウェビナーツール6選
ここからは、ウェビナーツールのおすすめを紹介します。
ネクプロ
ネクプロはウェビナー配信機能だけでなくマーケティング機能も備えているため、参加者への効果的・継続的なコミュニケーションが可能になります。
ウェビナーの運営からマーケティング戦略の一環までカバーする強力なツールです。
ウェビナー開催に必要な機能がオールインワン
配信の種類はライブ配信(生配信)、疑似ライブ(録画配信)、オンデマンド配信(期間内で何度でも視聴可能)などさまざま。中でも「疑似ライブ」は生配信で起こりがちなトラブルを回避することができます。
また、申込フォームの作成からアンケート、チャット、終了後のフォローメールまで、すべてのプロセスがネクプロ1つで完結します。
なお、ブラウザで動くため、配信者・参加者側ともにアプリのインストールは不要です。
参加者の行動がわかり、CRMと連携できる
取得できる視聴ログの活用で、ウェビナー終了後も施策を効果的に行えます。例えば、最後まで視聴した参加者には営業担当者がフォローを行い、途中離脱の参加者には資料を送付、といった異なるアプローチも可能になります。
これらの視聴ログは各種CRM・MAツールとの連携も可能です。
眠っているコンテンツは簡単にオウンドメディア化
コンテンツがあれば、プログラミング不要で簡単にメディアサイトの構築が可能です。継続的な発信により、自社への理解を深めてもらう顧客育成の効果も見込めます。
参加者の属性に応じたコンテンツを表示させるレコメンド機能は、サイトの滞在時間・閲覧数が増加するメリットも。
Zoom
Zoomは、日本で利用率がもっとも高いと言われていて、テレワークでもよく使われます。初心者でも導入のしやすいツールです。接続の安定性が抜群で、背景を自由に変更できるといったユニークな機能も人気の秘訣です。
最大1万人の大規模ウェビナーを開催できるのも、Zoomの特徴と言えるでしょう。その他、Zoomを使うことでどのようなメリットがあるかを紹介します。
OS問わず誰でも気軽に参加できる
ZoomはOSを問いません。WindowsやMacだけでなく、Android、iOSなどのスマホアプリからでも参加ができます。URLを発行して、1クリックで参加ができるため、参加の敷居がかなり低いのも特徴です。
ウェビナーページからは、参加する際にZoomへの登録が不要なウェビナーをあらかじめスケジュールしておくことができます。主催者側はウェビナープランへの登録があらかじめ必要ですが、セミナー設定をかなり細かくあらかじめ決めておくことが可能です。
YouTubeやSNSと連携しやすい
Zoomは、FacebookやYouTubeを用いたライブ配信が可能です。SNSからでも気軽に参加者を集えるため、参加者が集まりやすいウェビナーを開催することができます。
zoom.us の「設定」で、ミーティングのライブストリーム配信を許可するだけで良いので操作も簡単です。
Cisco Webex Events
最大3,000人、ストリーミング配信であれば4万人が参加可能という、大規模イベントを開催できるウェビナーツールです。スマホからの参加も可能で、国内だけでなく世界中に向けて発信するのに最適と言えます。
『Cisco Webex Events』のその他の便利な特徴について紹介していきましょう。
集客からフォローまでスムーズ
招待状・リマインダ・フォローアップ メールを自動で参加者に送信することで、参加者へのフォロー、集客率のアップにつながります。
配信中はスレッド形式のQ&A、アンケート機能、モニタリングの機能などもあり、参加者の様子を伺いながらウェビナーを進行できるので、参加者の理解や満足度に沿ったウェビナーを開催することができます。
ウェビナーを収益化
有料ウェビナーの場合は、参加者はクレジットカードやPayPalで支払いができるので、ウェビナーを収益につなげやすいのも『Cisco Webex Events』の特徴と言えます。
参加者情報をCRM(Customer Relationship Management、カスタマーリレーションシップマネージメント)システムやMAツールに連動して分析したり、メールを送信したりすることもできるので、以降のウェビナーや、商品の購入、サービス利用などのコンバージョンにもつなげやすくリピーターを獲得しやすいのも本ツールの良い点です。
Cocripo
『Cocripo』(コクリポ)の特徴は、比較的低価格から始められるという点でしょう。無料のフリープランでは、小規模のウェビナーを開催することも可能です。ウェビナーの勝手がわからず、小規模から試してみたいという方に向いています。
エンタープライズプランは最大30名が接続可能です。低価格のツールですが、顧客管理機能もしっかり充実していて、参加者のアフターフォローに困ることもありません。
『Cocripo』は安定性の高さやケアに定評があります。どういうことなのか、具体的に解説します。
安定性の高さで人気
『Cocripo』は、接続の安定性に定評があるオンラインツールです。具体的には、次の機能を備えています。
- 遅延無しでライブ配信ができる
- マルチデバイスに対応
- ワンタッチで録画可能
セミナーが大きくなると、利用しているデバイスのスペックやネット環境によっては、配信が遅延してしまう可能性が高くなります。
『Cocripo』の場合、100人を超える参加者がいても1秒程度の遅延に抑えることが可能で、さらに万が一、回線が途切れてしまっても、ツールが自動で再接続してくれます。
さまざまなデバイスに対応している点や、録画がワンタッチでできるので録画漏れが発生しにくいのも、Cocripoの魅力と言えるでしょう。
オンライン操作説明会があり安心
Cocripoは、定期的に50人程度が参加可能なオンライン操作説明会を実施しています。
ツールの特徴や機能、アカウントの開設方法などの基本的な操作についてはもちろん、実際にウェビナーの流れを通して説明してくれるので、ウェビナーの進行や活用方法について知れるのも特徴です。
ウェビナー参加は無料でなので、気軽に参加することができます。
FreshVoice Webinar
『FreshVoice Webinar』は、ウェビナーとしての利用が前提で設計されています。
資料共有や録音・録画といった基本機能が備わっている点や、インストール不要な点など、初心者にも扱いやすいのが特徴です。50人までの同時配信ができ、参加者のケアがしやすいツールになっています。
料金プランは公開されていないため、利用には直接問い合わせる必要がある点や、携帯デバイスで参加する際にはアプリをダウロードしなければならない点は、やや注意が必要です。
リアルタイムで質問に答えられる
挙手機能により発言者が明確に判別できる点やチャット機能など、コミュニケーションをとるのに最適です。その場その場で参加者の質疑を解消しながら、ウェビナーを進行することができます。
映像と音声の品質も良く、参加者と主催者が円滑にやりとりを行うことができるでしょう。
手厚いサポートあり
『FreshVoice Webinar』はサポート体制も充実しています。電話対応はもちろん、リモートで主催者側のPCを操作してメンテナンスをしてくれるサービスや、セキュリティの観点からデータを預かってくれるサービスなども行っています。
操作方法を教えてくれる教育サポートや、訪問サポートも行っていて、不明な点は事前に解消した上でウェビナーに臨むことが可能です。
V-CUBEセミナー
『V-CUBEセミナー』は、インストール不要でブラウザ視聴が可能なために使いやすく、世界中から利用可能なウェビナーツールです。クラウド型のサービスなので、常に最新の機能を使うことができます。
高いセキュリティ機能、24時間365日のサポート体制により、いつトラブルが起こっても即座に対応が可能です。目的や用途に合わせた多彩なサービスが利用できるV-CUBEセミナーの魅力を見ていきましょう。
大規模なウェビナーにも対応可能
『V-CUBEセミナー』、は最大1万台のデバイスに同時配信できるという、大規模なウェビナーに向いているツールです。日本語・英語・中国語(簡体字・繁體字)・タイ語・インドネシア語に対応しています。
チャット機能やアンケート機能もしっかりついていて、参加者とのコミュニケーションをとる手段にも事欠きません。
希望の形式で配信できる
配信は主にリアルタイム配信方式と、過去の映像を配信する録画方式の2種類がありますが、『V-CUBEセミナー』で配信を行う場合、どちらを選択してもハイクオリティなウェビナーを提供できます。
リアルタイム配信については、専門スタッフが事前・当日・事後のフォローをしてくれる上に専門のスタジオまで用意しているので、最適な環境でウェビナーが進行できます。
録画配信については、過去に配信したコンテンツをオンデマンドで配信できるので、同じ映像を使ってインターネット上で別の視聴者に配信を届けることが可能です。
まとめ
ウェビナーを開催する企業が増えている中、さまざまなウェビナーツールが提供され、開催者はウェビナーの性質や特徴に合わせて選ぶ必要が出てきました。
今回紹介した5選のツールも、それぞれ独自の機能や特徴を持っています。ウェビナーの満足度を高め、成果を得るためにもウェビナーツールは慎重に検討しましょう。機能や性能だけでなく、アフターフォローやセキュリティについて注目することも大切です。
また、ウェブナー告知から運営・分析まで全てをワンストップで効率化していきたい方には、弊社のイベントの大小に関わらず、定額制・使い放題のウェビナーオンライン受付管理「SPIRAL®」もおすすめです。問い合わせ・資料請求は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。