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申し込みフォームとは?成功させるポイント、おすすめツールを紹介

掲載日:2022年5月12日更新日:2024年12月3日

資料請求やアンケートの回答など様々なシーンで活躍する申し込みフォーム。どのようにして作成するのか、作成のための手順、申し込み完了率を上げるためのポイントを解説します。おすすめの無料・有料ツールも紹介しますのでぜひ参考にしてください。

申し込みフォームとは

申し込みフォームとは、何らかの目的に申し込むためにユーザーが情報を入力、送信するためのフォームを指します。目的は様々で資料請求やセミナーなどのイベント、ホテル予約、アンケートなどがあり、お問い合わせフォーム、資料請求フォームなどと呼ばれることもあります。

どのような申し込みフォームを利用する場合でも、ユーザーの氏名・年齢・住所・電話番号・メールアドレスなど重要な個人情報の提供を受けることから、情報の取り扱いを慎重に行う必要があります。申し込みフォームを新たに導入する場合には、情報漏えいのリスクを抑制するために、セキュリティ対策を徹底しましょう。

申し込みフォームを作成するメリット

申し込みフォームを作成するメリット

業務の効率化ができる

申し込みフォームはフリーテキストのメールなどと違い、あらかじめ項目が設定されていますので管理がしやすく、集計や対応にかかる手間を削減できます。

電話での申し込み対応は即時対応が必要となり、人員と時間が必要になりますが、フォームを設置することで完了画面に申し込みを受け付けた旨を記載し、人が必要となるアクションは管理側である程度コントロールすることができます。

ユーザビリティの向上

申し込みフォームがあることで、ユーザーは24時間申し込みができますから、ユーザビリティの向上につながると言えます。

電話番号が記載されていても、営業時間に申し込みができないユーザーにとっては、申し込みフォームは使い勝手がよいと感じられるでしょう。

欲しい情報を確実に入手できる

申し込みフォームには項目が設定されているので、氏名や連絡先など欲しい情報が確実に入力できる、エラー表示をすることで入力ミスが低減できるといったメリットもあげられます。収集した情報を分析することで、営業やマーケティング活動への活用も期待できます。

申し込みフォームの作成方法

申し込みフォームの作成方法

フォーム作成ツールを利用する

専門的な知識がない方や、申し込みフォームをすぐに設置したいという場合は、フォーム作成ツールを利用するのがよいでしょう。

無料トライアル期間を設けているツールもありますので、使い勝手を試しながら本格的な導入を検討することもできます。おすすめの無料ツール、有料ツールについては後ほどご紹介します。

メリット

  • 専門的な知識がいらない
  • SSL対応など基本的なセキュリティ対策が取られている
  • おおよその項目やデザインが決まっているので、素早く導入ができる
  • 障害等が起きた場合はサービス提供企業が対応してくれる場合が多いので、自社のシステム部門の負荷が減る

デメリット

  • 項目やデザインのカスタマイズが十分にできない場合がある
  • コストがかかる

HTML、PHP、CSSなどコードを使って作成する

プログラミングの知識がある場合はコードを使って作成することも可能です。自由度が高いので、こだわりのフォームを作成することができます。

メリット

  • カスタマイズの自由度が高い

デメリット

  • 専門的な知識が必要になる
  • SSL対応などセキュリティ対策を自社で設定しなくてはならない
  • デザイン・項目を一から作らなくてはならない
  • 作業コスト・時間がかかる


WordPressのプラグインを利用する

申し込みフォームを設置するWebサイトをWordPressで作成しており、知識がある方の場合はプラグインを利用するとよいでしょう。デザインも数多くの中から選ぶことができます。

メリット

  • 無料のプラグインが多く、デザインも豊富
  • こだわったフォームを作ることもできる
  • 申し込みフォームにWebサイトのドメインを使える

デメリット

  • プログラミングの知識が必要
  • プラグインのバージョンアップやトラブルに自社で対応しなくてはならない
  • 無料プラグインは悪意のある第三者の標的になる可能性がある。

申し込みフォームを作成する際のステップ

申し込みフォームを作成する際のステップ

目的を決定する

まずは何のために申し込みフォームを作成するのか、目的を明確にしましょう。先に紹介したように、申し込みフォームの用途は資料請求やセミナーなどのイベントなど様々で、目的を決めることでフォームの構成、必要となる項目を洗い出すことができます

項目を整理する

次に、申し込みフォームの項目を検討するにあたって、必要な情報は何かリストアップしてみましょう。会社名、部署名、役職名、氏名、電話番号、メールアドレスなど、後のマーケティングデータとして活用を考えている場合はたくさんの情報が欲しいと考える方も多いでしょう。

ここで重要なのは、リストアップされた情報の中から本当に必要なものだけを項目として設定することです。入力項目が多すぎるとユーザーは嫌気がさして離脱する可能性が高まります。できるだけ項目は少なく設定しましょう。

プレビューを使ってデザインを確認する

項目が決まったら、プレビュー画面を見て入力してもらいやすいデザインになっているか確認しましょう。

最近ではパソコンからだけでなく、外出先からスマートフォンで申し込みを行うユーザーも増えていますので、複数のデバイスで確認することが望ましいです。実際に入力してみて時間を計測し、長すぎると感じたら項目を再度見直しましょう。担当者だけでなく、社内で複数名にテストしてもらうとより多くの改善意見が収集できるでしょう。

導線を配置する

多くの申し込みを獲得するためには、フォームへの導線が重要です。いくら入力しやすいフォームができようと、ユーザーがフォームの場所を見つけられなかったら元も子もありません。

キャンペーンページの目立つ場所や、Webサイトのヘッダーやフッターなどユーザーに見つけてもらいやすい場所に導線を配置しましょう。

フォロー体制を整える

フォームから申し込みが入った後、誰がいつどのように対応するのかフォロー体制を整えましょう

申し込み完了後、基本的には完了ページで受け付けた旨、対応が必要な場合は何営業日以内に連絡する旨などを記載していると思いますが、その対応が漏れないよう、担当者、アクションの締め切りを設定しましょう。

申し込みフォームを成功させるポイント

申し込みフォームを成功させるポイント

申し込みフォーム作成のステップでも少し触れましたが、申し込み完了率を上げるためにも次の点に留意してフォームを作成しましょう。

できるだけ項目数を減らす

入力項目が多いとユーザーは嫌気がさして申し込みフォームから離脱しやすくなります。項目は必要なものだけに厳選しましょう。一目見てフォーム全体が見える長さ、デザインにすることでユーザーは完了目安が得られて入力を進めやすくなるでしょう。

項目は名前など、かんたんに回答できるものから始めましょう。連絡先はメールアドレスや電話番号のみで十分な場合も多いですが、住所がどうしても必要な場合は、番地や建物番号などで区切らず、一つの項目にまとめるなど、ユーザーの動作を減らすようにしましょう。郵便番号から住所が自動入力される設定もおすすめです。

必須・任意項目を明確にする

必須項目は「*」ではなく、「必須」「任意」など一目でわかる表示にします。色わけされているとよりわかりやすいでしょう。

必須項目のみを設置するのが理想ですが、管理やマーケティングのために記入してほしいと思う場合も多いでしょう。その場合は、必須項目である旨を明確に記載しましょう。

半角・全角の両方に対応する

電話番号や住所など、半角数字で入力した後に全角数字での再入力をを求められると、ユーザーは非常に面倒に感じ、フォームから離脱する可能性が高まります。

半角全角はどちらも対応できるように設定しましょう。

エラーをリアルタイムで表示する

エラーは項目ごとに、入力が完了するたびに表示させるようにしましょう。確認画面に進んだ後に修正を求めると、ユーザーは完了したと思っていたのにやり直しかと面倒に感じ、離脱する可能性が高まります。

確認画面、送信完了画面を設定する

確認画面では申し込み内容の確認を促し、より正確な情報を得ることができます。ユーザーにとっても、送信前に確認画面があることで安心感を得られるでしょう。

フォームの上部に「入力フォーム>確認画面>完了画面」など、どの段階にいるのかをわかりやすく表示するのもよいでしょう。

完了画面では、申し込みが確かに完了したことを明確にし、ユーザーに安心感を伝えます。連絡が必要な場合は何営業日以内に対応できるかなど、今後のアクションを表示することも重要です。

ユーザーに有益だと思われる情報やセミナー等の案内をしたい場合は、完了画面で表示させるようにしましょう。

セキュリティ対策を表示する

ユーザーが安心してお問合せ内容を入力できるよう、SSL対策プライバシーポリシーや個人情報保護方針の記載を行いましょう。

有料と無料のフォーム作成サービスの主な違い

ここからは、有料と無料のフォーム作成サービスの主な違いについて解説していきます。フォーム作成サービスを利用すれば、自社のWebサイトに手軽に申し込みフォームを設置できますが、利用可能なユーザー数・フォーム数、マルチデバイス対応、カスタマイズ性において大きな違いがあるためご紹介します。

利用可能なユーザー数・フォーム数

有料・無料を問わず、利用ユーザー数・フォーム数の上限が設定されているサービスがあります。導入にあたっては、自社で想定しているユーザー数・フォーム数の利用が可能か、事前に確認をしましょう。定額制で無制限でフォームを作成できるサービスもあります。

カスタマイズ性

有料サービスと無料サービスの大きな違いとして、フォームやデザインのカスタマイズ性が挙げられます。無料サービスでは、あらかじめ用意されたフォームやデザインをそのまま使用するのが一般的ですが、有料のフォーム作成サービスの中には、HTMLでデザインを自由自在に変更できるとともに、JavascriptやPHPを使用して動的でリッチなページを作成できるサービスもあります。作成したいフォームに合わせて選択するのがよいでしょう。

マルチデバイス対応

近年、Webサイトの閲覧にはパソコンだけでなくスマホやタブレット端末なども広く利用されています。このため、ユーザーの利用環境に合わせて、サイトが適切に表示されるようにマルチデバイス対応が求められます。基本的に無料・有料関係なくマルチデバイス対応しているサービスがほとんどですが、念のため、導入検討の際に事前に確認しましょう。HTMLやCSSなどWebに詳しくない方はマルチデバイスに対応する有料サービスがおすすめです。

無料で申し込みフォームを作成できるGoogleフォーム

無料で申し込みフォームを作成できるツール11選

Googleが提供しているフォームです。アンケート等でよく使われていますので、ユーザーとして使ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。

データはスプレッドシートと連携しており、加工しやすいのが特徴です。Googleアカウントを持っていればすぐに使い始めることができます。

無料で使えますが、企業として利用する場合は有料版のGSuiteを使っている場合もあります。

公式サイト:Googleフォーム


有料で申し込みフォームを作成できるSPIRAL®(スパイラル)

有料で申し込みフォームを作成できるツール6選

顧客の声を元に10年以上アップデートを繰り返し、SSL対応、エラーチェック、サンキューメール、人数締め切り、複数ページ分割、データベース連動、データ一括ダウンロード、グラフ集計、自動フォローメールなど、考えられる機能を網羅しているフォーム作成ツールです。

その後の個人情報管理まで担うことができ、PHPやAPIを活用して基幹システムとの連携などにも対応しているので、お問い合わせデータを顧客情報と併せてより活用していきたいという場合におすすめです。

公式サイト:SPIRAL®

申請や応募受付の電子化・システム化ならWebフォーム作成システム「SPIRAL®」

申請や応募受付の電子化・システム化ならWebフォーム作成システム「SPIRAL®」

当社のご提供する 「Webフォーム作成システムSPIRAL®」は、かんたん操作で自由自在にフォーム作成が行える定額制のWebフォーム作成システムです。 申請や応募の受付だけでなく、その後のステータス管理や応募者用マイページ作成など、受付から管理までをWebシステム化することができます。

受付フォームは画像やPDFなどのアップロードにも対応。拡張子指定や容量制限、入力制限もできるので、自社の要件にあったフォームを構築することができます。また、デザインはテンプレートからの選択の他、HTML、CSS、JavaScriptを利用してカスタマイズも可能です。

申請者用・管理者様にそれぞれマイページを作成し、ステータス管理や申請内容の情報変更をWeb上で行うこともできます。

書類申請、出願・公募受付、補助金・助成金申請、契約加入・更新受付、キャンペーン受付、問い合わせ受付など様々な業界・用途・シーンで延べ11,000社以上のご利用実績がございます。

サービスの詳細については「Webフォーム作成システムSPIRAL®」のページをご覧いただくか、サービス導入をご検討中の方はこちらからぜひお問い合わせください。

まとめ

申し込みフォームはついたくさんの情報を得たいと考えてしまいがちですが、重要なことはユーザーが入力を完了させてくれるかどうかです。必要最低限の項目に絞り、ユーザーが安心して入力できるフォームを作成しましょう。

ご紹介した通り、無料で使える申し込みフォーム作成ツールも数多く存在します。急ぎでフォームを作りたい、一時のキャンペーンで利用したいという場合にはおすすめです。

申し込み情報を自社のデータベースと連携させてマーケティングに活用していきたいという場合は、有料ツールのが使い勝手がよいと感じることが多いでしょう。データの出力形式や連携できるツールを確認して導入検討を進めましょう。

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