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ARTICLEイベント業務管理士ってどんな仕事?資格制度や仕事内容を紹介
イベント業務管理士をご存じでしょうか?様々なイベントを企画し、運営、管理するプロフェッショナルです。イベントを積極的に行う企業にとって、とても重要な仕事を担当します。そんなイベント業務管理士の仕事内容や資格制度を知っておきましょう。
イベント業務管理士とは
イベント業務管理士、はイベントに関する産業の振興を目的とした『一般社団法人日本イベント産業振興協会』によって設立された民間資格です。イベントに関わるあらゆる業務を仕事としています。
まずは、イベント業務管理士になるための、資格制度や試験について見ていきましょう。
イベント業務管理士の資格制度
イベント業務資格は、本格的な業務知識を持ち、ディレクター職を対象とした1級資格と、幅広い基礎知識、アシスタント・ディレクター職を対象とした2級資格の2種類の資格があります。
実務経験とは、イベントの企画や製作に携わった業務や、プロデュースに関する実務作業を行った経験です。
資格を取得すると、イベントの企画・運営に関する実務能力があることを客観的に証明でき、仕事につなげることができるでしょう。
試験について
受験資格は2級は業務経験3年、1級試験を受けるには実務経験5年以上かつ、2級に合格していることが条件です。
合格率については、2級の受験者が毎年およそ200人前後、合格率は8割前後なのに対し、1級は毎年100人足らずで、合格率は7割程度となります。受験者は年々増加している傾向にあるようです。
試験の日程は、2級が毎年7月と11月、1級が2月にのみ実施されます。
試験内容や受験の流れ
試験の内容は、『イベント・プロフェッショナル』というイベント業務管理士の公式テキストより出題されます。2級がマークシート方式で100問、1級が小論文と記述式5問で出題されます。
試験対策のセミナーが毎年開催されているので、積極的に参加しても良いかもしれません。
結果は合否にかかわらず、郵送で通知されます。
イベント業務管理士の仕事や将来性
続いて、イベント業務管理士の仕事の内容や将来的について見ていきましょう。どんな仕事があり、将来的にどんな役職につけるのかを解説します。
イベントの企画立案からプロデュースまで
イベント業務管理士の仕事は、音楽バンドのライブや、企業の展示会、自治体のお祭りなど、イベントに関わる企画・運営が主な仕事になります。
例えば、食品の展示会のイベントであれば、事前に保健所への通達が必要です。書類の提出や会場のレンタル、参加企業との交渉なども業務として行うこともあるでしょう。
集客のためのプロモーション方法の検討やスケジューリングなど、とにかくイベントに関わる業務全般を担当します。
イベントプランナーの将来性
現在社会では、サービスが多様化し、SNSなども活性化していることから、従来のイベント告知では埋もれてしまう可能性があります。そのため、イベントプランナーの需要は高まっていると言えそうです。
イベント案件の仕事は単価も高く、フリーランスでも高収入が見込める傾向にあります。ただし、イベントの運用だけでなく、イベントの対象となるジャンルでの専門的知識が求められるでしょう。
イベントの管理能力と専門性を両立できれば、仕事の需要は高まるでしょう
イベントプランナーに役立つ、イベント管理表や企画運営のフローについて知りたい方は「イベント管理表を作成しよう。企画運営のフローや作り方について」をご覧ください。
その他のイベントに関する資格や試験
イベントに関する他の資格についても見ていきましょう。イベント関連資格はイベント業務管理士以外に、大きく2つの資格があるので、それぞれについて紹介します。
イベント検定
1つは、イベント検定と呼ばれる資格です。この資格は実務経験はなくても、イベントに関する幅広い知識を持ち、イベントに対するオリエンテーションを行えるという資格になります。
イベントの計画から実施、運用までの業務に携わり、自治体などでのイベントの業務発注や調整などを行うのが仕事です。
1級や2級などの階級はありません。18歳以上であれば誰でも受験可能です。
PRプランナー
PRプランナーは、広報・RP活動の基本知識や実務能力を計るための資格です。インターネットの汎用性などから、企業は社会的責任や倫理を問われることになり、広報・PR活動は企業運営に関わる重要な業務となってきました。
そのため、広報・PR業務に対する一定以上の知識やスキルを持った人材のニーズが高まり、公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会によってこの資格が導入されました。
認定資格は『PRプランナー補』『准PRプランナー』『PRプランナー』の3段階に分かれており、試験は3次試験まであります。なお、試験資格は特に設けられていません。
まとめ
社会的価値観が多様化し、広報活動がインターネットなどを通じて行えるようになった現代では、イベントの開催は容易に、しかしハードルは高くなってきたと言えるでしょう。
そんな中でイベントを成功させるために、イベント業務管理士の力を借りても良いかもしれません。イベントの企画運営のノウハウを借りることで、より良いイベントにすることができます。
イベント管理を効率的に行うツールについて知りたい方は、「イベント管理システムとは。よくある機能と活用のメリット」をご覧ください。
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