セミナー・イベント管理の記事
ARTICLEセミナーアンケートのテンプレートをエクセルで作成する方法と質問例
セミナー後のアンケートは、参加者の情報や潜在的なニーズを集めることのできる、非常に重要な施策です。セミナーは継続的に行うことが多いですから、エクセルでテンプレートを用意しておくと、何度も利用ができますし、Web上でアンケートを行う際にも活用できます。どのようなアンケートにすれば有効な回答を引き出せるか、作成のポイントや質問例をご紹介します。
アンケートの目的
アンケートを活用することで、セミナーの集客や内容のブラッシュアップ、サービスの改善や開発に役立つ情報を得ることができます。参加者からの貴重な意見を取りこぼすことのないよう、まずはアンケートの目的を確認しましょう。
参加者の情報を集める
セミナーの目的は、新規顧客の獲得や商品・サービスの紹介、関係性づくりなど様々です。参加者の情報を集めることで、今後の営業先リストができたり、どのようなターゲットが興味を持ってくれているのか分析ができるようになります。いずれの目的の場合でも、アンケートで参加者の情報を集めるのは必須といえるでしょう。
参加者の悩みや潜在的な要望を知る
セミナーでは事前に内容を告知するので、参加者であるという時点で顕在化しているニーズはわかります。しかし、セミナーに参加することで「もっとこうしてほしい」「実はこうしたことも困っている」という感想が生まれます。これらをアンケートで集めることで、セミナーの改善はもちろん、サービスの改善や新商品の開発につなげることができます。
自社の強みを見つける
アンケートの回答によっては、自社では思っていなかったところを高く評価してもらえることがあるでしょう。こうした回答から、他社との差別化を図ることができる自社の強みを見つけることができます。
効果的なセミナーアンケートの作り方。ビジネスチャンスに繋げるには
顧客の潜在的な悩みやニーズを引き出す質問
セミナー後のアンケートは、自社の提供するサービスをより充実させ、価値を高めるための大切なヒントを与えてくれるものです。
適切な質問を用意して、顧客の持つ悩みやニーズを引き出しましょう。
一番興味を持った内容は?
顧客がセミナーの中で一番興味を持った内容とは、商品への購買意欲や「もっと知りたい」という好奇心など、自社の強み・セールスポイントそのものです。
それらをしっかりすくい上げて、適切にアプローチをしていくことで、今後の集客や営業に活かせるでしょう。
参加を申し込んだ決め手とは?
多くの顧客にとって、はじめてセミナーへ参加する際は、不安がつきまとうものです。その不安を乗り越えてセミナー参加に至った理由を知ることは、今後のセミナーの集客を考える上で大きな助けとなるでしょう。
同時に、『すぐに申し込まなかった方:その理由はなんですか?』という項目を設けるのもおすすめです。より具体的な改善ポイントを知ることができます。
セミナーアンケートの回答例と選択肢。答えたくなる工夫で回答率UP
セミナー運営に関する質問
セミナーの満足度とは、セミナーの内容のみで決まるものではありません。
たとえどのようなものであったとしても、セミナーの中で顧客が感じた良かった点や悪かった点を、余すところなく集約できる質問を用意しましょう。
今回のセミナーの満足度とその理由は?
今後のセミナーや商品をよりブラッシュアップしていくためには、今回のセミナーが顧客にどれだけの価値を与えられたのかについて、知っておかなければなりません。
そのために用意しておきたい質問が、『今回のセミナーの満足度とその理由は?』というものです。
回答率を高めるための工夫として、『大変満足』『満足』『普通』『不満』『非常に不満』といったの選択肢の中から答えを選んでもらうようにすると良いでしょう。
さらに、『そう感じた理由は?』といった質問を自由記述形式で用意しておくと、より詳細で有用な情報を得られます。
とくに気になるポイントがあるのなら、『今回のセミナーの費用の満足度は?』など、個別の質問をつけ加えておきましょう。
今後セミナーで取り上げて欲しい内容は?
アンケートには、『今後セミナーで取り上げて欲しい内容は?』という質問をぜひ盛り込んでおきましょう。
この質問によって、顧客が今回のセミナーで得られなかったもの、満たされなかったものを知ることができます。これは顧客の潜在的な要望になります、そこを埋めるセミナーやサービスを提供することで、今後の集客や営業に大きな効果をもたらすでしょう。
まとめ
セミナー後のアンケートの目的は、セミナーに参加した顧客の意見を取りこぼさず集約して今後につなげることです。
回答率を高めるためには、質問内容を工夫するだけでなく、顧客に回答の手間を感じさせない回答欄を用意することも必要です。受付時に名刺を回収している場合は部署名や連絡先は省く、項目によっては自由記述ではなく、選択肢をあらかじめ用意するなどの工夫をしましょう。
データを次回のセミナーや営業に反映すれば、より質の高いセミナー、サービスを提供できるようになるはずです。
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