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今、人材不足がなぜ起きている?解消するには業務の効率化が鍵

掲載日:2017年4月24日更新日:2024年2月21日

日本では労働人口が減少

近年の日本では、超高齢社会に突入したことで、労働人口が減少する中、特に若年層の労働者数の減少率が大きいと言われて久しいです。

筆者もまだ20代半ばの若者ですが、自身が働く上で、人口減少が労働環境に与える影響は大きく、決して無視できるものではないと感じています。 市場の需要が拡大する一方、国内の人材供給力が低下しており、人材不足の問題は深刻化する可能性が高いと言われています。

総務省によると、我が国の65歳以上の人口は2010年には23.0%でしたが、2060年予測では39.9%と世界のどの国でもこれまで経験したことがない少子高齢化が進むと予測されています。

また、15~64歳の生産年齢人口は2013年10月時点で7,901万人と32年ぶりに8,000万人を下回ったことに加え、2013年12月時点では7,883万人まで減少しており、今後の予測では2060年には4,418万人まで大幅に減少することが見込まれています。

IT業界の深刻な人材不足とその課題

日本全体での労働人口減少に加え、特にIT業界では人材不足が深刻化しています。経済産業省によると、IT人材数は現在91.9万人に対し、17.1万人不足しており、2030年には78.9万人不足も予想されています。

昨今では、IT関連の情報セキュリティ等に対するニーズが高まり、大型のIT関連投資が続くことや、ビッグデータ、IoTなどに関わるサービスの増加により、今後ますますIT利活用の高度化・多様化が進展することが予想され、中長期的にもITに対する需要は引き続き増加することも考えられています。

つまり、IT人材が不足している一方で、IT利活用に対する需要は益々拡大するという、需要と供給が合致しない状態が起こっていることが問題と言えます。

どのように人材不足を解消するか

一般的には、潜在的に就業したい意思があるにも関わらず、出産や育児などの理由で就業していない女性や、シニア層の採用・育成が求められています。ですが、採用にはお金と時間がかかります。

では、今すぐにでも取り組めることとは何でしょうか。それは、「業務の効率化」です。 IT人材が不足しているならば、ITの力を借りて、業務の効率化をおこなうことはすぐに実践できる一手です。例えば、データ共有をインターネットのクラウド環境を利用すれば、ローカルで作業してまとめた情報を印刷や、メールで展開するなどの作業はなくなり、業務負担は軽減されます。

または、顧客や商品の情報をITのシステムで管理することで、人的作業の情報整理に時間かかっていた非効率な業務を補い、大幅にリードタイムを短縮することができます。

当社でも、業務の効率化における悩みをお持ちのお客様をお手伝いさせて頂いた事例があり、以下にご紹介します。

スパイラル®のクラウドサービスを活用することで業務効率化ができること

三浦印刷株式会社様ではキャンペーンシステムにて、「応募フォーム、サンキューメール配信、個人情報管理、シリアルナンバー照会・管理」を一括管理できるように活用を頂いています。 業務効率化の際にスパイラル®を活用する最大のメリットは、複数のアプリーションを用いながら、顧客情報を一つのデータベース上で管理できる点です。

三浦印刷株式会社事例
「平成 28 年版情報通信白書」(総務省)
「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を取りまとめました」