メール配信の記事
ARTICLEメール配信システムの費用はどのくらい？機能や費用の目安を紹介
メールサービスの発達によって、一度に多くの人へのメール配信が可能となりました。とは言え、企業などで継続して使用する際の費用について、気になる人も多いのではないでしょうか？そこで、メール配信システムの費用の相場や機能について紹介します。
メール配信システムとは
ビジネスにおいて、企業やアフィリエイト等でメールマガジンを配信する目的は、企業の認知度の向上や、サービスや製品の購入につなげるためだと考えられます。
メール配信システムがあれば、このようなビジネスの目的に対して十分なサポートが可能です。その概要について見てきましょう。
メールの一斉配信サービス
メール配信システムの基本的な役割は、一度に多くの人にメールを配信するというものです。
メールマガジン等を企業が発信する場合、大量のメールを送らなければなりません。手動で行おうとすれば手間やコストがかかります。これらの問題を解決してくれるのが、メールの一斉配信サービスなのです。
先に紹介したビジネス目的だけではなく、学校や自治体が情報発信ツールとして使うケースもあります。情報発信ツールとして多くのBtoBやBtoC企業で採用されているようです。
メールの一斉送信の方法については、「メールの一斉送信はどうする？方法やマナーについてのまとめ」をご一読ください。
システムのタイプや利用形態
メール配信サービスを役割別に見ていくと大きく2つに分類されます。
1つ目の大量配信型は、とにかくたくさんのメールを短時間で配信するタイプです。事業者によっては、200万件以上のメールを配信できるサービスもあります。
もう1つは、マーケティングに優れたタイプで、徹底した情報分析が売りです。ユーザー属性を解析して、セグメント別のメールを送るといった機能が付属しています。
メール配信システムのタイプについて詳しくは、「メール配信システムの仕組みとは。タイプや利用形態、選び方を紹介」をご一読ください。
利用形態も、大きく2つに分けられます。『クラウド型』と『オンプレミス型』の2つが主なタイプです。クラウド型はSaaSを利用したサービスで、導入までの手間がかからないことが特徴と言えます。
一方オンプレミス型は、利用者側がサーバーなどの環境を用意しなければなりません。カスタマイズの自由度が高い反面、初期の手間がかかるタイプです。
クラウド型とオンプレミス型で費用はまったく違うのですが、これに関しては後ほど詳しく説明します。
メール配信システムの機能
続いて、メール配信システムの機能について解説します。どのサービスにも備わっている基本的な機能について紹介しますので、システム導入を考えている人は参考にしてみてください。
自動配信やリスト管理
利用者の手間を軽減するメール配信システムの機能として、自動配信機能とリスト管理について見ていきましょう。
自動配信機能とは、時間を設定しておけば、その時間にあらかじめ用意していたメールを配信するというもので、ステップメールなどでも使われます。自分が他の作業をしていてもメールが配信できるのがポイントです。
一方、リスト管理は、メールマガジンの利用者などのリストを自動で管理してくれます。設定すれば、配信希望や配信停止の手続きも自動で行ってくれる便利な機能です。
セキュリティ
メールにおける情報漏洩の原因として挙げられるのが、BCCに入れるべき宛先をCCなどの他の宛先欄で送ってしまうといったミスです。別の人にメールを送ってしまう誤送信のようなミスも挙げられるでしょう。
大量のメールを手動で配信するとなると、このようなミスはどうしても起こってしまいますが、自動化によって防ぐことが可能です。
また、配信システムを用意する事業者側がセキュリティソフトを提供してくれるケースもあり、個人で管理するよりもセキュリティが高くなる場合があります。
「クラウドメールのセキュリティは大丈夫？気をつけるべきポイントとは」をご一読ください。
効果測定やマーケティングへの活用
メール配信サービスには効果測定機能がついています。これは、配信したメールがどの程度の割合で読まれ、どんな商品や商材の購入につながったかを知るための機能です。
メールの開封率とメールに記載したURLのクリック率などといったデータがフィードバックされます。
こういった効果測定で得たデータをマーケティングに活用しましょう。メール配信の時間やコンテンツの最適化を図れば、メールの効果をさらに向上させられます。
メール配信システムの機能については、「メール配信システムの機能とは。システムでできることや選び方」をご一読ください。
メール配信システムの費用
続いて、メール配信システムの費用について詳しく見ていきましょう。クラウド型とオンプレミス型に分けて解説します。
オンプレミスの目安と内訳
オンプレミス型の場合、利用者側がサーバやPC環境を用意するため、初期費用が数千円～1万円ほど必要です。 クラウド型との大きな違いは、ライセンス費用です。ライセンス費用の相場は最低でも100万円以上、高額なものなら500万円は超えるものもあります。
サーバーやPCだけではなく、セキュリティやメンテナンスも利用者で対応が必要ですので、毎月数万円程度かかるとみた方がよいでしょう。
クラウドの目安と内訳
対するクラウド型の初期費用は、アカウント登録のための数万円です。中には無料で使えるサービスや、契約内容で割り引いてくれる事業者もあります。
セキュリティやサーバーはサービス提供側が用意するためほぼかかりません。しかし、より強固なセキュリティ対策や他の機能を利用する際には、オプションとして料金がかかる場合もあるようです。
月額の料金は定額場合と、従量課金の場合があります。それぞれ配信する通数や、登録するメールアドレスの量によって料金が変わります。
数千円から1万円前後が相場のようですが、配信量によってはさらに多くなる場合もあります。
メルマガ配信システムの料金については、「メルマガ配信システムの費用の目安は？無料と有料の違いも確認」をご一読ください。
まとめ
メール配信サービスにかかる費用は、クラウド型かオンプレミス型で大きく違います。企業であれば、自由度の高いオンプレミス型を検討しても良いかもしれません。ですが、昨今のニーズ的にはクラウド型の進歩が著しいようです。
いきなりオンプレミスを導入するのではなく、まずはクラウド型で感触を確かめてみるという手もあります。
費用に関してはどの程度本格的にメール配信をするかにもよりますので、まずは導入前に検討してみましょう。
また、メール配信から運営・分析まで全てをワンストップで効率化していきたい方には弊社のメール配信サービス「SPIRAL®」もおすすめです。問い合わせ・資料請求は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
