Webフォーム作成の記事
ARTICLETypeformでフォームを作成するメリットとは?
アンケートや顧客調査を実践する上では、優秀なフォーム作成ツールが欠かせません。Typeformは海外発のフォーム作成ツールですが、そのデザイン性の高さから各企業で採用されています。
この記事では、Typeformのどの点が高く評価されているのかに注目しながら、活用のメリットを解説します。
目次
Typeformとは
フォーム作成が必要な機会は、ビジネスを展開していると何かと多く発生するものです。
早急な回答や少しでも多くの回答を得るためには、フォームそのもののデザイン性に優れていることがアドバンテージにもなります。
Typeformとは、そんなフォーム作成のデザイン面で、ハイクオリティに実現するためのサービスです。
スペイン発のフォーム作成ツール
Typeformは、スペインのバルセロナに本社を構えるTypeform社が、提供するフォーム作成プラットフォームです。
さまざまな形式の調査に使える柔軟なフォーム機能を有しており、アンケートやユーザーインタビューなど、多様な企業や業務に対応できるのが特徴です。一からフォーマットを構築する必要がなく、テンプレートを使って気軽に利用できるのが強みと言えます。
サービスは英語だが日本語で利用可能
Typeformはスペイン発のサービスであるため、基本的には英語とスペイン語での運用を想定しているサービスです。ただ、フォーム作成機能そのものはあらゆる言語に対応しているので、日本語での質問事項の設定や、回答は問題なく行えます。
海外にユーザーを抱えている企業はもちろん、日本人ユーザーが多いサービスや商品を展開する企業でも安心して利用できます。
Typeformを利用するメリット
フォーム作成ツールにはさまざまなサービスがありますが、その中からTypeformを選ぶメリットはどんなところにあるのでしょうか。ここではTypeformを利用する主なメリットについて、3つご紹介します。
デザイン性に優れている
Typeformが評価されている代表的な理由として、そのデザイン性が挙げられます。ヨーロッパ発のフォーム作成ツールということで、機能だけでなく洗練されたビジュアルデザインが採用されており、フォーム作成ツールにありがちな、淡白で最低限の機能だけを実装したサービスとはなっていません。
会社や商品の雰囲気に合わせた、洗練された調査フォームを作成し、顧客満足度の向上やどんどん回答したくなる仕組みづくりに貢献します。
無料で利用できる
Typeformは洗練されたデザインでありながら、無料プランを用意している点も多くのユーザーに評価されている理由の一つです。
フォーム作成ツールには無料で利用できるサービスも多くありますが、大抵の場合は最低限の機能しか実装されていないケースがほとんどです。Typeformも無料プランと有料プランがあり、無料プランは質問が10問までしか設置できないなどの制約はあるものの、洗練されたデザインのフォームを設置できる点は有料版と変わりません。
同じ無料のフォーム作成ツールを使うのであれば、Typeformを使った方がはるかに他のサービスや企業のフォームと差別化しやすいと言えるでしょう。
誰でも・すぐに活用できる
洗練されたデザインのフォームを作成するためには、通常それなりのWebデザインスキルが求められるものです。
ITが専門領域ではない会社の場合、そのためのエンジニアを雇うのもコストの大きい選択肢となってしまいますが、Typeformはエンジニアスキルを持たない人でも利用できる仕組みを実装しています。
いわゆるノーコードでのドラッグ&ドロップでフォームを作成できるというもので、あらかじめ用意されたテンプレートを組み上げるだけで、気に入ったデザインのフォームを高品質に仕上げられます。
使用にあたって事前に準備しておくこともなく、サービスの利用を始めてすぐにフォーム作成に取り掛かれるので、迅速にフォームを用意する必要がある場合も頼りになります。
Typeformを利用するデメリット
多くのメリットが期待できるTypeformですが、実際の運用に当たってはあらかじめ考慮しておくべきデメリットもあります。運用前に確認し、大きなトラブルに発展する事態を回避しましょう。
日本語でのフルサポートは期待できない
前述でも少し触れましたが、Typefromは日本でポピュラーなフォーム作成ツールとは異なり、現状日本語には対応していない点がデメリットとなります。
英語でサービスは運営されているため、ある程度英語が理解できる場合には大きな障害になることはありません。フォーム作成ツールやその他ITツールに見識があり、なんとなくで使い方はわかるという場合も問題ありませんが、これらの条件に当てはまらない場合は注意して運用する必要があります。
もちろん、なんらかのトラブルがあった際のカスタマーサポートも、日本語での対応は受けられず、英語での対応となるため、複雑な問題が発生した場合にも注意が必要です。
今後利用者が日本でも増え、本格的なサービス展開が国内で進めば日本語対応の可能性も高まりますが、現状では日本語のサポートに期待できないと考えておきましょう。
無料での利用には制限がある
無料プランを利用できるTypeformですが、利用に当たっては制限もあります。例えば一度に作成できるフォームの数は3つまでだったり、収集できる回答数は100件までだったりと、大規模な運用はできません。
ある程度の規模で運用したい場合は、有料プランの利用が必要です。
Typeformの主な機能
Typeformはただ回答をする人にとって優れたデザインであるだけでなく、フォーム作成の担当者にとっても便利な機能が揃います。特徴的なTypeformの機能について、解説します。
ノーコードのフォーム作成機能
Typeformはプログラミング言語を必要としない、ノーコードのフォーム作成機能を備えています。
デザイン性の高いフォームを作る上でも、既存のテンプレートを使って具体的なイメージを掴みながらかんたんに作業を進められるので、コーディングができない人やフォーム作成に慣れていない人でも扱いやすいサービスです。
レスポンシブデザインの標準搭載
Webデザインで主流となっているのが、レスポンシブデザインです。これはスマホ向けのページとPC向けのページを一枚のページで完結できるデザインで、ユーザーの使用デバイスを自動で判断し、表示するデザインを最適化できます。
レスポンシブデザインを実装することで、ユーザーはフォームの形式がデバイスの種類と合わず、不便な思いをすることがなくなります。
近年はPCよりもスマホから各種Webサービスにアクセスするユーザーが増えているため、スマホとPCの両方に対応できるフォームを用意しておくことは、非常に重要です。
外部ツールとの連携機能
Typeformは単体でも十分な活躍が期待できますが、すでに他のITツールを使っている場合、それらと連携して運用することも可能です。
調査結果を記録するため、Googleスプレッドシートと連携している場合は自動的に回答結果を反映させることもできますし、Slackと連携していれば、調査結果の共有もかんたんに行えます。
Typeformを利用するために、他の業務負担が増えてしまう問題を回避できる点は、導入時のアドバンテージとなるでしょう。
Typeformの始め方
Typeformの利用方法は非常にかんたんで、以下の手順に則ればすぐにアンケートに回答してもらうことができます。Typeformの始め方を確認しましょう。
テンプレートを選ぶ
アカウントを開設し、プランを選択した後はまず、テンプレートを選びます。リサーチ目的やフィードバック目的など、用途に応じたテンプレートが各種揃っているので、カテゴリを参考にしながらテンプレートを選択しましょう。
アンケートを作成する
テンプレートを選んだら、アンケートを作成します。フォームの名前や質問要項をポップアップに則って埋めていくだけなので、英語であっても使い方に困ることはありません。
質問形式は自由に選べるだけでなく、テキストはもちろん、画像のようなメディアを使った質問も作成できます。必要に応じて柔軟に使い分けると良いでしょう。
公開する
アンケートの公開にあたって、フォームのトップページを作成する必要があります。画像の挿入や文言の追加を行い、ユーザーの関心をひくページに仕上げましょう。
アンケートを公開する場合、直接ページとして公開するのはもちろん、ホームページへの埋め込みやSNSでの公開にも対応しているため、多くのユーザーに回答してもらいやすいのが特徴です。
Typeformの活用例
Typeformには多様な使い方ができ、テンプレートもそれぞれの用途に応じて設けられているのが特徴です。
ユーザー調査
例えばユーザー調査は、一問一答形式のフォーマットを有しているTypeformに最適の調査方法です。テキストや画像を使って、ユーザーの満足度や改善してほしいポイントを正確に把握できます。
ブランド認知調査
ブランド認知の調査においても、Typeformは活躍します。消費者にどれだけブランドが浸透しているのかについて、調査結果を具体的なグラフに起こして把握できるため、企業は感覚的に改善点や強みを理解することができます。
Typeformに適した企業とは
Typeformはさまざまな機能を備えたフォーム作成ツールですが、具体的にTypeformの運用に適している企業としては、以下が挙げられます。
ビジュアルイメージを大切にしたい企業
ビジュアルイメージを大切にしたい企業は、Typeformの利用に最適な企業と言えます。豊富なテンプレートを活かしたデザイン性の高いアンケートを公開できるため、アンケートに回答する際のユーザー体験を向上できます。
調査結果の詳細な分析を実施したい企業
調査結果を精査し、マーケティングなどに応用したい企業もTypeformに適しています。Typeformから得られた調査結果は、細かなグラフに起こして閲覧できるので、調査内容を手動でグラフ化する必要がありません。
また、スプレッドシートやSlackなどとの連携も可能なので、チーム内や他部署との情報共有にも適しており、分析結果の共有を円滑に行えます。
フォーム作成時に検討したいポイント
フォーム作成は社内外に向けて実施機会の多い業務ですが、フォーム作成を実施する際には以下の点に注目するのが良いでしょう。
モバイルフレンドリーな設計を重視する
1つ目のポイントは、モバイルフレンドリーな設計の実践です。Typeformのようにレスポンシブデザインに対応しているアンケートは、PC・スマホユーザーを問わず回答を集めやすいデザインと言えます。
フォーム作成のあり方を改善したい場合は、まずこの点から手をつけると良いでしょう。
目的に沿ったフォームを作成できるか確認する
2つ目のポイントは、目的に沿ったフォーム作成ができるかどうかです。フォーム作成担当者の技術力やフォーム作成ツールによっては、目的にあったアンケート機能を実装できないケースもあります。
満足のいくフォームを作ることができない場合、作成ツールを変更したり、外部の制作会社に専用のフォーム作成を依頼したりといった解決策も検討しましょう。
申請や応募受付の電子化・システム化ならWebフォーム作成システム「SPIRAL」
当社のご提供する 「Webフォーム作成システムSPIRAL」は、かんたん操作で自由自在にフォーム作成が行える定額制のWebフォーム作成システムです。 申請や応募の受付だけでなく、その後のステータス管理や応募者用マイページ作成など、受付から管理までをWebシステム化することができます。
受付フォームは画像やPDFなどのアップロードにも対応。拡張子指定や容量制限、入力制限もできるので、自社の要件にあったフォームを構築することができます。また、デザインはテンプレートからの選択の他、HTML、CSS、JavaScriptを利用してカスタマイズも可能です。
申請者用・管理者様にそれぞれマイページを作成し、ステータス管理や申請内容の情報変更をWeb上で行うこともできます。
書類申請、出願・公募受付、補助金・助成金申請、契約加入・更新受付、キャンペーン受付、問い合わせ受付など様々な業界・用途・シーンで延べ12,000社以上のご利用実績がございます。
サービスの詳細については「Webフォーム作成システムSPIRAL」のページをご覧いただくか、サービス導入をご検討中の方はこちらからぜひお問い合わせください。
まとめ
Typeformはデザイン性に優れたフォーム作成ツールとして知られており、汎用性にも優れているのが特徴です。ただ、スペイン発のサービスということで日本語には対応しておらず、無料プランも機能に限界があるため、場合によっては十分な結果が得られない場合もあります。
アンケートフォームはユーザーや社員の声を直接収集するための貴重な機会になります。不要な機会損失を生まないためにも、満足度の高いフォーム作成を実現する施策を検討しましょう。