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ARTICLEレシートキャンペーンとは?導入のメリット・システム・事例をご紹介
レシートの写真を撮って送信するだけでキャンペーンに応募できるレシートキャンペーン。主催者側と参加者側、双方に大きなメリットがあり、多くの企業で取り入れられています。効果的なレシートキャンペーンを行うための方法をご紹介します。
目次
レシートキャンペーンとは?
レシートキャンペーンとは、特定商品を購入したレシートを写真で撮影し、指定された方法でその画像を送ることによって応募が完了するキャンペーンです。
購買後に発券されるレシートを参加条件にすることで、購買意欲や店舗誘導を促進することができます。
また、購買データを確認することでマーケティングに必要なデータの取得も見込むことができます。
レシートキャンペーンの種類
レシートキャンペーンには、複数の応募方法があります。それぞれの特徴を理解して、ターゲットに合わせた方法を選択する必要があります。
専用ページから応募
企業公式サイトのキャンペーン専用ページから応募する方法があります。
この方法は、PCとスマホどちらでも対応可能なので、ユーザーにとってもやりやすい方法を選ぶことができます。
スマホによる応募者のためにサイトをレスポンシブ対応にしたり、アプリを使ってできる限りシンプルな操作で応募が完了できるようにしておくと、参加率のアップにつながります。
SNSで応募
SNSでの応募には、LINE・Twitter・Facebookなどのコミュニケーションツールを使うことが主流です。
LINEの場合は、レシートの写真の画像をチャットで送信したり、TwitterやFacebookではダイレクトメッセージでレシートの写真を送ることで応募が完了します。
SNSでの応募の場合、フォローやリツイート・いいねなどの応募条件を追加している場合が多いです。
はがき・応募シールの郵送で応募
はがきによる応募は、はがきに景品送付先住所や必要事項を記入して、レシートを貼り付けて企業に送付することによって応募が完了します。
レシートを貼り付けたハガキを送り返すだけのとてもシンプルな作業なので、電子機器が苦手な方や高齢者の方でも参加しやすく、幅広いターゲット層に実施可能な応募方法と言えます。
レシートの代わりに応募シールをはがきに貼り付けて送ることで応募が完了するキャンペーンもあります。
こちらもはがきにレシートを貼り付けて送る方法と同じようにとてもシンプルな作業なので、幅広い層の人たちにアプローチしやすい応募方法です。
レシートキャンペーンの一連の流れ
SNSやインターネットの普及が進んでいる今、レシートキャンペーンは従来のはがきに貼り付けて送るアナログな方法ではなく、SNSを利用して、スマホカメラで撮影したレシート画像を送信するだけで応募が完了するデジタルな方法が増えてきています。
ここでは、SNSを利用したレシートキャンペーンの一連の流れについて、主催者側と参加者側に分けてお伝えします。
主催者側
1 | 審査条件を設定 | レシート審査の審査条件を設定 |
2 | レシート収集・審査 | 設定した条件で自動審査 |
3 | 抽選 | 自動で抽選作業を開始 |
4 | 当選者へ連絡 | 当選者に連絡を送る |
システムを導入すれば、これまで人の手で行ってきたレシートの整理や審査、抽選作業はシステムが自動で行ってくれます。
参加者側
1 | キャンペーン対象商品を購入 | コンビニ・スーパーなどでキャンペーン対象商品を購入 |
2 | レシートを撮影・送信 | スマホで購入レシート撮影し、専用サイトまたはアプリから写真データを送信 |
3 | 抽選で賞品が当たる | 当選のメッセージが届く |
参加者は、スマホでレシートを撮影して送るだけで応募が完了するので、手軽に気軽に参加することができます。
SNSで行うレシートキャンペーンを導入するメリットとは?
SNSで行うレシートキャンペーンは、シンプルで誰でも参加できるはがきや応募シールによるキャンペーンとは違うメリットがあります。
人的・時間的コストの削減が実現
SNSで行うデジタルなレシートキャンペーンのメリットの一つが、レシートの収集や審査にかかる人的・時間的コストの削減です。
レシートからデータを読み込むことができるレシート特化型OCRを導入することで、レシートの審査を機械が自動で行なってくれるようになります。
これまで大量に送られてきたはがきを人の手で収集・審査していた手間を大幅に削減できるようになりました。
応募者の手間も削減できる
応募者にとっては、ハガキへの必要事項の記入・ポストや郵便局へ行く手間などを省くことができるのが大きなメリットです。
これまでは、はがきへ景品送付先の住所や必要事項の記入が必要でしたが、SNSを使うことでその必要もなくなります。
プライバシーという面においても、当選者だけが個人情報を記入すればいいので、安心して応募することができます。
応募者にとって手軽に気軽に参加できる
スマホ一つで応募が完了するので、応募者にとっては手軽に気軽に参加できるのもメリットの一つです。
普段の買い物ついでに応募したり、ちょっとした楽しみ感覚で応募したり、応募の敷居を大幅に下げることができます。
マーケティングに移行する第一歩に!レシートキャンペーン導入の役割とは?
レシートキャンペーンは、購買促進や店舗誘導の目的以外に、レシートのデータからわかる顧客の購買データの収集も目的の一つです。
レシートキャンペーンの導入は、これまで感覚値でマーケティングを行ってきた企業がデジタルマーケティングに移行するときに、小さな一歩としてとても効果的な方法です。
これまで蓄積してきた大規模な顧客データを一から解析するのはとても困難ですし、人的・時間的コストもかかってしまいますよね。
いきなりデジタルマーケティングに移行するのではなく、小規模なレシートキャンペーンを導入することでデジタルマーケティングの第一歩を踏み出しやすくなります。
レジのPOSデータと連携すれば、通常時とキャンペーン時の購買行動の違いを比較できたり、キャンペーンに参加する人たちの購買傾向を知ることができたりします。
レシートキャンペーンで得た顧客データから、次のプロモーションや商品戦略を立てることで、デジタルマーケティングへのハードルを低く設定することができるでしょう。
レシートキャンペーンの事例をご紹介
ここでは、実際にレシートキャンペーンを行っている事例を4つご紹介します。紹介する事例は次の4つです。
- 和歌山電力
- ドトール
- アクエリアス
- ジャパンフリトレー株式会社
和歌山電力
応募期間 | 第2回 2021年11月1日〜12月31日 |
応募方法 | 税込500円以上のレシートまたは領収書をスマホで撮影後、WEBで応募 |
賞品 | 地元・和歌山の商品 |
同時開催キャンペーン | SNSでシェアすると自動車・自転車・立ち乗りスクーターが抽選で当たる |
和歌山電力がキャンペーン事務局となって行っているレシートキャンペーン。地域経済の活性化を目的として、地産地消を盛り上げるためのキャンペーンです。
消費者は、レシートキャンペーン参加店で商品を購入した後、レシートを撮影して送信するだけで参加することができます。当選者は、地元・和歌山の景品が送られてくる内容になっています。
参加者としては、スマホでレシートを撮影するだけで応募ができますし、お店側としてもいつも通りレシートを渡すだけなので、どちら側にとって気軽に参加できる内容になっています。
ドトール
応募期間 | 2021年8月1日(日)〜2021年8月31日(火) 23時59分 |
応募方法 | ① 全国のドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、カフェ レクセルにて500円以上購入 ② 応募フォームに、購入したレシート写真の投稿と携帯電話番号を入力 ③ 応募完了。当選者はその場で賞品を受け取ることができます。 |
賞品 | 抽選で20,000名様にドトールグループ限定で利用できるQUOカードPay250円分をプレゼント |
このキャンペーンは、応募フォームに、購入したレシート写真の投稿と携帯電話番号の入力するだけで応募することができます。
住所や連絡先・賞品送付先のアドレスなどの入力は一切必要なく、専用アプリのインストールなども必要ありません。
さらに、インスタントウィンを採用していて、当選者はその場ですぐSMSで賞品を受け取ることができ、受け取ったあとすぐに使うこともできます。
アクエリアス
応募期間 | 2022年1月31日(月)〜3月13日(日) |
対象店舗 | 全国のコンビニエンスストア・スーパー・ドラッグストア・ディスカウントストア |
対象商品 | ・アクエリアス 500mlPET ・アクエリアス ゼロ 500mlPET ・アクエリアス 乳酸菌ウォーター 500mlPET ・アクエリアス 1日分のマルチビタミン 500mlPET |
応募方法 | キャンペーンサイトからアクセスし、撮影したレシートを送信 ※LINEアカウントが必要 |
賞品 | ・LINEポイント30ポイントが必ずもらえる ・5本分応募でLINEポイントが最大150ポイントもらえる |
このキャンペーンは、日本コカ・コーラ社主催のレシートキャンペーンです。商品は、LINEポイントが必ず30ポイントもらえ、最大で150ポイントもらうことができます。
参加者は、キャンペーンサイトから応募し、LINEアカウントを経由してレシート写真を送ることで応募が完了します。
レシートのデータ解析が完了すると(最大で10日間)、自動でLINEポイントが追加される仕組みになっています。
レシートキャンペーンシステムをご紹介
レシートキャンペーンを実施することができるシステムがいくつかあります。ここでは、LINEに特化したレシートキャンペーンシステムとTwitterに特化したレシートキャンペーンシステムの2つに分けてご紹介します。
実施したいキャンペーンにあったシステムを見つけるのにお役に立てれば幸いです。
LINEに特化したレシートキャンペーンシステム
GEPPY(ゲッピー)
LINE公式アカウントを活用したキャンペーンシステム「GEPPY」。セキュリティ面に安心して利用したい人におすすめです。
GEPPYは、国際標準規格「ISMS認証」を取得したデーターベースで情報管理をしているため、個人情報がLINEのデータベースを経由しません。
さらに、GEPPYでは、レシートチェック・抽選作業・当選連絡・賞品発送と運用業務をまるごとお任せすることができますので、キャンペーンを委託したいときにもとても便利なシステムです。
GEPPYのシステムでの応募の流れは、次のようになっています。
- 対象商品の購入
- LINE公式アカウントを友だち追加
- レシートを撮影して送信
- 応募完了
商品を購入しポイントを貯めて応募するマイレージキャンペーン・その場で当選がわかるインスタントウィンキャンペーン・好きなキャラクターに投票することで応募できる投票型キャンペーンなどを実施することができます。
実際に導入している企業には、UHA味覚糖・牛乳石鹸・こてっちゃんで有名なエスフーズ株式会社などがあります。
SmartReceico(スマートレシコ)
レシート特化型の最新OCR(光学文字認識機能)を搭載した応募キャンペーンシステム「SmartReceico」。コストを抑えてキャンペーンページを作成したい人におすすめです。
SmartReceicoにはランディングページビルダーが用意されていて、テンプレートを選んで写真や文字を登録するだけで、すぐにキャンペーンページが作成できるようになっています。
さらにOCR搭載によって、あらかじめ設定した審査条件に基づいてレシートの収集・審査・抽選を自動で行ってくれるので、人的・時間的コストの大幅な削減を期待できます。
First-Reciri(ファーストレシリ)
LINEでキャンペーンの実施ができるLINEキャンペーンシステム「First-Reciri」。レシートキャンペーン委託したい人・どのように運用すればいいかわからない人におすすめです。
First-Reciriでは、キャンペーンの企画・サイト制作・広告運用・システム設定・景品発送までキャンペーンシステムに必要なことをまるごとお任せできるプランが用意されています。
さらに、キャンペーンLPの雛形が用意されているので、すぐにLPを作成しキャンペーンを実施することが可能です。
Twitterに特化したレシートキャンペーンシステム
pashatto(パシャット)
Twitterでマストバイキャンペーンを実施できる「pashatto」。リツイート・いいね!をキャンペーンの参加オプションとして利用したい人におすすめです。
pashattoには、リツイートやいいねをしてくれた人の当選確率を上げるための仕組みがあります。
pashattoを運営しているトランスは、限定感のあるグッズ企画もしてくれますので、応募者のモチベーションアップを期待できます。
Receet for Twitter
同じくTwitterでマストバイキャンペーンを実施できる「Receet for Twitter」。
キャンペーン企画・サイト制作・サーバー設計などキャンペーンシステムに必要な内容を一貫して依頼したい人におすすめです。
Receet fo Twitterでは、キャンペーン企画・サイト制作からサーバー設定までを一貫して依頼できるサービスが用意されていますので、レシートキャンペーンやWebサイトに関する専門知識がなくてもレシートキャンペーンを実施できます。
さらに、高度なOCRを搭載しているため、レシートデータから購入店舗・時間・同時購入リスt・Twitterユーザーの属性(性別・年齢層)などの顧客データを取得・分析することもできます。
キャンペーンで手に入れたデータを今後のマーケティングやプロモーションに生かしたい場合にもとても便利なキャンペーンシステムです。
その他のレシートキャンペーンシステム
istumon(いつもん)レシート
「メーカー販促担当が選ぶ、導入したいレシート系サービスNo.1」・「食品・飲料メーカーが最も注目しているレシート系サービスNo.1」「流通・小売りが最も注目しているレシート系サービスNo.1」を獲得したistumonレシート。
販促促進や集客施策を目的としてレシートキャンペーンを利用したい人におすすめです。
istumonレシートの搭載しているOCRでは、購入日時・購入店舗・購入商品・商品の購入代金・合計金額・決済方法などがリアルタイムで自動判別することができます。
インスタントウィン・マイレージ型キャンペーンにも対応していますので、さまざまなアプローチから顧客の購買データを取得することが可能です。
SMARTCROSS(スマートクロス)
数多くの有名企業に取り入れられている「SMARTCROSS」。すぐに応募型キャンペーンサイトを作成したい人におすすめです。
SMARTCROSSでは、オリジナルテンプレートが用意されていて、サイト制作にかかる手間を削減することができます。
さらにレスポンシブデザインにも対応しているのは大きなメリットだと言えます。
重複応募・不正応募を抑制する機能が標準搭載されているので、不正応募による運用の手間を省くとともに、安心してキャンペーンを実施することができます。
申請や応募受付の電子化・システム化ならWebフォーム作成システム「SPIRAL®」
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受付フォームは画像やPDFなどのアップロードにも対応。拡張子指定や容量制限、入力制限もできるので、自社の要件にあったフォームを構築することができます。また、デザインはテンプレートからの選択の他、HTML、CSS、JavaScriptを利用してカスタマイズも可能です。
申請者用・管理者様にそれぞれマイページを作成し、ステータス管理や申請内容の情報変更をWeb上で行うこともできます。
書類申請、出願・公募受付、補助金・助成金申請、契約加入・更新受付、キャンペーン受付、問い合わせ受付など様々な業界・用途・シーンで延べ11,000社以上のご利用実績がございます。
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まとめ
キャンペーンによる購買促進・店舗誘導だけでなく、データマーケティングにも活用できるレシートキャンペーン。この記事では、導入のメリットと事例について紹介しました。
レシートキャンペーンを実施したいけど、導入すべきか迷っていたり、どのように導入すればいいのかわからなかったりする場合にこの記事がお役に立てれば幸いです。