Webフォーム作成の記事
ARTICLEWordPressでフォームを設定できるおすすめプラグイン3選
WordPressで問い合わせフォームを設定したいけど、どのように設定したらいいかわからない。
そんな方に向けて、問い合わせフォームを設定するメリット、WordPressでの設定方法やおすすめプラグインを紹介します。
目次
WordPressで問い合わせフォームを設定する3つのメリット
■自動返信により業務を自動化できる
通常であれば、顧客は電話やメールで問い合わせをしてくるため、電話の場合は1人の問い合わせに対して1人の人員が割かれてしまいます。またメールの場合はこちらが知りたい情報が記載されていないなど、再度メールで質問しなければなりません。
しかし問い合わせフォームを設定すれば、自動的にこちらが知りたい顧客情報が入力された状態で送られてくるので、業務効率を上げることができます。
■機械損失を低減することができる
基本的に顧客の問い合わせに対して対応できるのは業務時間内のみです。しかし問い合わせフォームを設定しておけば、24時間365日、顧客は問い合わせることが可能になるので、「業務時間外だったから問い合わせができなかった」といったような機会損失の可能性が無くなります。
■アクセス分析で改善・検証をすることができる
問い合わせフォームを設置することで、GoogleAnalyticsなどのアクセス分析ツールを使用しサイトの改善・検証をすることができます。具体的には
- 検索エンジンから流入した潜在顧客はどのくらい問い合わせページにきているのか?
- ホームページのどのページから問い合わせページへのアクセスが多いのか?
- 問い合わせページから離脱してしまった原因はどこにあるのか?
などを分析し、改善・検証することによって、新規顧客獲得の可能性を上げることが期待できます。
問い合わせフォームのデメリット2つとその対策
■入力項目が多いとサイトを離脱されてしまう
例えば、「気軽に問い合わせてみようかな?」と思った潜在顧客に対して、必要な情報を多く入力するように求めたら、「面倒だな。」と感じさせてしまいページを離脱される原因になってしまいます。あくまでも問い合わせフォームの項目は必要最低限の項目だけにしてユーザーの負担を減らすことを念頭におきましょう。
■文章だけだと伝わらない部分が多い
問い合わせフォームには、要望を自由に記載できる欄がありますが、電話で直接話す時より細かい部分は伝わりにくいのが実情です。このような問題には、ユーザーの問い合わせ内容により、文章だけでなく、任意で画像やファイルを添付できるような仕様に設定することにより顧客からの要望が伝わりやすくするようにしましょう。
問い合わせフォームを設定する3つの手段
■WordPressのプラグインで設定する
問い合わせフォームはWordPressのプラグインを使用することで簡単に設定することができます。以下にWordPressのメリット、デメリットについてまとめました。
◆WordPressプラグインのメリット
- 無料で使えるプラグインが多い
- プログラミングの知識がなくても設定できる
- HTML・CSSの知識が少しあれば細かいカスタムが可能
◆WordPressプラグインのデメリット
- 細かい部分の設定はHTML・CSSの知識が必要
- プラグインを入れすぎると、Webサイトの動作が重くなる
■問い合わせ作成ツールで設定する
問い合わせ作成ツールを提供しているサービスを利用して、簡単に問い合わせフォームを設定することができます。以下に問い合わせ作成ツールのメリット、デメリットについてまとめました。
◆問い合わせ作成ツールのメリット
- プログラミングの知識がなくても簡単に設定できる
- 機能が充実している
- セキュリティ対策がしっかりしている
◆問い合わせ作成ツールのデメリット
- 独自のデザインや細かい設定などが行えない
- 問い合わせフォームのURLが作成ツールサービス会社のURLになってしまう
- 充実した機能を使うには維持費がかかってしまう
■問い合わせフォームを自作する
1から問い合わせフォームを作成するには、一定のプログラミングの知識が必要になりますが、その分細かい設定やデザインなど自由に設定することができます。
以下に問い合わせフォームを自作するメリット、デメリットについてまとめました。
◆自作のメリット
- 無料で作ることができる
- 問い合わせフォームの細かい設定を自由に行うことができる
- 独自のデザインにすることができる
◆自作のデメリット
- プログラミングの知識が必要になる
■表で3つの作成方法の違いをみてみよう
導入のしやすさ | カスタム性 | セキュリティ性 | URL | |
---|---|---|---|---|
プラグイン | 〇 | ◎ | △〜◎ | 自社 |
作成ツール | ◎ | △ | ◎ | サービス会社 |
自作 | △ | ◎ | △〜◎ | 自社 |
表を見ると、【導入のしやすさ】は、初心者でも簡単に設定できる作成ツールが最も簡単です。しかし細かいデザインや項目などの細かい設定をする場合は、【プラグイン】、【自作】の方がよいでしょう。
【セキュリティ性】に関しては、【プラグイン】や【自作】ではしっかりとしたセキュリティ対策を講じる必要があるため評価については△〜◎まで幅をとっています。
問い合わせフォームを設定できるおすすめプラグイン3選
■Contact form7
Contact form7はWordPressの問い合わせフォームの中で最も使用されているプラグインです。通常プラグインは日本製ではない場合も多く、使用する際に言語の違いから使いにくい部分もあります。
しかしContact Form7は開発者が日本人であるため、使用する際も違和感がなく使いやすいです。
またHTML・CSSの知識があれば、自由にデザインをカスタマイズすることができますし、Contact Form7と連携できる他のプラグインもあり、デメリットである管理画面の設定や、セキュリティ対策も行うことができます。
◆Contact form7のメリット
Contact form7のメリットについては以下のとおりです。
- 無料で利用できる
- 利用者が多いため、わからないことも検索すればすぐに情報がみつかる
- 連携できるプラグインが多く、不足部分を補うことができる
- 自由にカスタマイズすることができる
◆Contact form7が向いているケース
Contact form7の導入が向いているケースは以下のとおりです。
- とにかく無料で手軽に導入したい
- 確認画面が無くても問題ない
- HTML・CSSの知識があり、カスタマイズができる
■MW WP Form
MW WP FormはContact form7と同じく日本製のプラグインであるため、非常に使いやすい仕様になっています。
確認画面を設置できる数少ないプラグインの1つであり、問い合わせフォームを設置することで得られるデータをCSV出力や、グラフ化できる分析機能を兼ね備えています。
有料版のものを購入することによって、プログラミングの知識がまったくない人でも手軽に
使うことができるようになります。
MW WP Formのメリット、デメリットは下記のとおりです。
◆MW WP Formのメリット
MW WP Formのメリットは以下のとおりです。
- 無料で利用できる
- 問い合わせデータを出力できる
- 確認画面がある
- 自由にカスタマイズすることができる
- 有料版を購入すれば、初心者でも簡単に利用できる
◆MW WP Formが向いているケース
MW WP Formの導入が向いているケースは以下のとおりです。
- ユーザーデータを分析し、改善・検証したい
- 確認画面を入れたい
- HTML・CSSの知識があり、カスタマイズができる
■Jetpack Contact Form
Jetpack Contact Formは、HTML、CSSの知識がまったくない場合でも抵抗なく問い合わせを設定できるプラグインです。その他の特徴として、固定ページのみならず投稿ページの編集画面から簡単に問い合わせフォームを設置することができます。通常問い合わせページは1つのサイトに1つしか設置されていませんが、投稿ページにも設置することで、ユーザーが疑問を感じたり、質問したいと思うような箇所に設置することで問い合わせ件数のアップが期待できます。
◆Jetpack Contact Formのメリット
Jetpack Contact Formのメリットは以下のとおりです。
- 無料で利用できる
- HTML・CSSの知識が無くても簡単に導入できる
- 複数の問い合わせフォームを設定できる
◆Jetpack Contact Formが向いているケース
Jetpack Contact Formの導入が向いているケースは以下のとおりです。
- HTML・CSSの知識がまったくない
- 投稿ページにも問い合わせフォームを設定したい
- 確認画面が無くても問題ない
■表でみる3つのプラグインの機能の違い
Contact form7 | MW WP Form | Jetpack Contact Form | |
---|---|---|---|
自動返信 | 〇 | 〇 | × |
CSV出力 | ×〜〇 | 〇 | 〇 |
日本語対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
確認画面 | ×〜〇 | 〇 | × |
その他プラグインとの連携 | ◎ | 〇 | × |
使いやすさ | 〇 | 〇〜◎ | ◎ |
表をみると、単体では「MW WP Form」が総合的にみて良いようです。しかし「Contact form7」も他のプラグインと連携することによってその不足部分を補うことができます。
問い合わせフォームを設置する際の2つの注意点
■ユーザーにとって使いやすいものにする
◆質問項目はできるだけ最小限に
ここまで紹介してきたツールでは、様々な機能がありますが、問い合わせフォームは、ユーザーにとって利用しやすいものでなければ本末転倒です。
そのためにはデザインをみやすいものにし、入力項目も必要最低限のものにしましょう。
あまりにも質問項目が多すぎると、Webサイトの離脱率が高くなる原因になってしまいます。
◆スマホ対策(レスポンシブ対応にしよう)
現在はスマホでのネット検索が主流であるため、PCサイズのフォームデザインしか設定していないと、ユーザーがスマホで閲覧した時のデザインが崩れてみにくくなってしまいます。そのためスマホの画面サイズでもしっかり見やすいようなデザインを設定するようにしましょう。
■セキュリティ対策を行う
◆SSL化(通信データの暗号化)をしよう
問い合わせフォームだけでなく、サイト全体をSSL化することで、Webサイトへの訪問者とサーバー間でデータが暗号化され、データを第三者によって傍受・改ざんされる危険性が減ります。
◆スパムメール対策
スパムメールで届いたコンピューターウイルスが仕込まれた添付ファイルやURLには、受信者の情報を盗み出す危険性があります。このようなスパムメールを防ぐには
・IPアドレスに制限をかける
・Google reCAPTCHAを設置する
・問い合わせフォームに必須項目や確認画面を設置する
等の設定を行うことでスパムメール対策を行うことができます。
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まとめ
問い合わせフォームを設定することにより多くのメリットがあることがお分かり頂けたかと思います。
しかし「結局どの作成方法が選べばいいのかわからない!」という方に向けて、選定方法を大まかに分けました。
問い合わせフォーム作成方法 | |
---|---|
初心者 | 作成ツール |
中級者 | プラグイン |
上級者 | 自作orプラグイン |
作成ツールはまったくの初心者でも簡単・便利に利用できますが、その分維持費がかかってしまいます。
多少なりともHTML・CSSの知識がある場合にはプラグインを利用した方が、無料で充実した機能を利用できるのでおすすめです。