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投稿キャンペーンとは?始め方から先行事例まで徹底解説

掲載日:2022年4月8日更新日:2024年2月21日
投稿キャンペーンとは?始め方から先行事例まで徹底解説

投稿キャンペーンとはSNSのハッシュタグ機能を使用して行われるマーケティング活動の1つで、近年様々な企業が導入しているものです。今回は、投稿キャンペーンの始め方からそのメリット・デメリット、様々な先行事例を中心に解説していきます。

投稿キャンペーンとは?

投稿キャンペーンとは?

投稿キャンペーンとは、ハッシュタグキャンペーンとも呼ばれ、TwitterやInstagramといったSNSのハッシュタグ機能を使用して行うキャンペーンです。

SNSユーザーは、キャンペーン指定のオリジナルハッシュタグを付けた投稿をすることで投稿キャンペーンに参加することができます。

また、応募者の中から抽選で選ばれたユーザーは、キャンペーン主催者から特典がもらえるパターンが一般的です。

Twitterであれば文章を、Instagramであれば写真を投稿として条件の設定をしているものも多く、商品やサービスとの組み合わせも行いやすいため、企業のPR活動などに適したキャンペーンといえます。

投稿キャンペーンのメリット・デメリット

投稿キャンペーンのメリット・デメリット

投稿キャンペーンのメリット

口コミを集めることができる

投稿キャンペーンを実施するメリットの1つ目は、一般ユーザーの口コミを集めることができる点です。

投稿キャンペーンに参加したユーザーはハッシュタグ付きの投稿を残してくれるため、指定したオリジナルハッシュタグで検索をかければ、キャンペーン参加者の投稿を一斉に見ることができます。

投稿キャンペーンの条件に商品やサービスに関する投稿を指定すれば、たくさんの口コミを獲得することができるでしょう。

投稿の二次利用ができる

投稿キャンペーンを実施するメリットの2つ目は、キャンペーンで得た投稿を二次利用できる点です。

もし、投稿キャンペーンを通じて口コミを集めることができたら、それを自社Webサイトに掲載し、企業イメージや商品、サービスの信頼性を向上させるという使い方もできます。

拡散性が高い

投稿キャンペーンを実施するメリットの3つ目は、情報の拡散性が高いことです。

SNSユーザーが投稿を行う際は、投稿キャンペーンに使用されるオリジナルハッシュタグだけでなく、それに関連したハッシュタグも同時につける傾向があります。

したがって、キャンペーン参加者以外の親和性の高いユーザーにもリーチすることができ、より広範囲のSNSユーザーに情報を伝達することができます。

また、特定のハッシュタグが大量に投稿されると、トレンドに載ったりトップ投稿に表示されたりと、より多くのユーザーの目に留まります。

投稿キャンペーンのデメリット

悪い口コミも拡散される

投稿キャンペーンのデメリットの1つ目は、悪い口コミも拡散されてしまう点です。

先ほどのメリットでもご説明したように、投稿キャンペーンは情報の拡散性があるため、口コミが悪かった場合においても多くのユーザーに届いてしまう可能性があります。

したがって、投稿キャンペーンを実施することで、企業や商品、サービスのイメージ低下に繋がってしまう恐れがあります。

応募者が多い場合は対応に時間がかかる

投稿キャンペーンのデメリット2つ目は、応募の対応に時間がかかってしまう点です。

投稿キャンペーンでは、参加条件を設定しているケースがほとんどであるため、応募者が参加条件を満たしているかどうかを確認する必要があります。

そのため、応募者が多い場合は必然と応募条件の確認に時間がかかってしまいます。

また、応募者に抽選で特典を渡す場合には、同様に抽選や特典の送付といった作業にも時間がかかります。

投稿キャンペーンの準備に時間がかかる

投稿キャンペーンのデメリット3つ目は、投稿キャンペーンを始めるまでに時間がかかる点です。

次のテーマで実際に投稿キャンペーンの始め方について説明しますが、投稿キャンペーンを実施するには準備が必要であり、そのためには時間がかかります。

なかには「準備に時間をかけなくて良いのでは?」と思われる方もいると思います。

しかし、仮に準備を疎かにしてしまった場合、本来の投稿キャンペーンの意図がユーザーにうまく伝わらず悪い口コミを招いたり、本来の目的を達成できなくなってしまう恐れがあります。

したがって、「どのような目的で行うのか」、「どういった内容のキャンペーンにするのか」といった要素は慎重に考える必要があるでしょう。

投稿キャンペーンの始め方

投稿キャンペーンの始め方

投稿キャンペーンの目的設定

投稿キャンペーンを実施する際には、まず「なぜ投稿キャンペーンをするのか」といった目的を明確にすることが必要です。

投稿キャンペーンの目的には、商品・サービスの認知拡大、新規フォロワーの獲得、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の獲得など様々あります。

この目的設定によって、投稿キャンペーンの内容や参加条件が変わっていきますので、「投稿キャンペーンを通じて何を達成したいのか」の目的をしっかり設定した上で、次に紹介するキャンペーン内容を決定していくようにしましょう。

投稿キャンペーン内容の選定

応募要項を決める

投稿キャンペーンの目的が決まったら、次に応募要項を決めていきましょう。

応募要項は、主に参加条件や参加方法といった要素を含みます。

投稿キャンペーンであれば、ハッシュタグ付きの投稿が必須になりますので、自社で指定したオリジナルハッシュタグをつけた投稿+α(写真・動画など)の条件が、一般的な参加条件といえるでしょう。

参加条件や参加方法といった要素は、投稿キャンペーンのコンテンツやユーザーの参加ハードルに直接関わってくるポイントなので、はじめに設定した目的と合わせて慎重に考えることが大切です。

参加特典を決める

ここでは、投稿キャンペーンに参加するユーザーの参加特典を決めていきます。

投稿キャンペーンは、それに参加するユーザーにとってもメリットがあるものでなければなりません。

したがって、参加するにふさわしい特典や、参加を促す魅力的なプレゼントを用意しておくことが必要です。

投稿の実施期間を決める

投稿キャンペーンの実施期間を決めていくことも、キャンペーンの内容に大きく関わる要素となります。

「どのくらいの間実施するか」も大切ですが、「どのシーズンに実施するか」もとても重要になります。

イベントシーズンに合わせてそれに関連した投稿キャンペーンを実施すれば、通常よりも大きな反響を生み出すことができるでしょう。

また、実施期間については目標応募数に合わせて設定していくと良いでしょう。

投稿キャンペーンの実施

投稿キャンペーンの準備が終わったら、実際にキャンペーン用に用意した投稿をしていきます。

投稿の前には、情報の誤りや文字の打ち間違えがないか今一度確認し、投稿後は正しく投稿が反映されているかをチェックしましょう。

また、投稿キャンペーンを開始してからは、キャンペーンの内容に対するユーザーの反応や、実際の応募数といった要素を観察し、どのような結果が表れているのか効果測定を行っていきましょう。

投稿キャンペーンの先行事例

投稿キャンペーンの先行事例

カップルを対象とした投稿キャンペーン(株式会社THE KISS)

概要

2月2日はカップルの日というコンセプトのもと、2019年1月19日〜2月2日の期間で催されたカップル向けの投稿キャンペーンで、キャンペーン参加者には抽選でペアネックレスやギフトカートの特典が用意されました。

参加条件

①「#2月2日はカップルの日」「#THEKISS」のオリジナルハッシュタグをつけて、カップルが写っている写真をInstagramに投稿。

②THE KISS公式Instagramをフォロー。

ファミリーを対象とした投稿キャンペーン(書籍「なんで家族を続けるの?」)

概要

内田也哉子さんと中野信子さん著者の「なんで家族を続けるの?」の書籍関連キャンペーンで、家族のエピソードに関する投稿を参加条件として募った投稿キャンペーンです。

優秀作品として選ばれたユーザーには著者のサイン入り書籍が特典として用意され、キャンペーンは2021年4月8日から5月5日まで開催されました。

参加条件

①「#なんで家族を続けるの」のオリジナルハッシュタグをつけ、家族のエピソードを140文字以内でTwitterに投稿。

②文藝春秋プロモーション部アカウントをフォロー。

Tiktokを活用した投稿キャンペーン(TikTok×WEAR)

概要

ZOZOグループが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」がTikTokとコラボレーションをした投稿キャンペーンで、春夏コーデをテーマにファッションやコーディネートに関する写真や動画を募ったキャンペーンです。

コロナ禍であった背景もあり、「おうち時間でたくさんのユーザーにファッションを楽しんでもらう」という目的のもと実施されました。

優秀投稿者に選ばれたユーザーは特典としてZOZOポイントが用意され、2020年5月14日〜5月24日の期間開催されました。

参加条件

「#春夏コーデ」のオリジナルハッシュタグを付けて、春夏ファッションの動画やコーディネート写真をTikTokまたはWEARに投稿。

変わり種コンテンツを企画した投稿キャンペーン(ロート製薬株式会社)

概要

リップクリーム「メンソレータム」のポスター(橋本環奈さんがイメージキャラクター)に掲載するキャッチコピーをユーザーから募集した投稿キャンペーンで、多くの応募者が殺到しました。

優秀な作品として選ばれたキャッチコピーは実際の広告ポスターに起用されるということもあり、大きな反響を生んだ投稿キャンペーンになります。

参加条件

①「#雪国環奈のコピー書いてみた」のオリジナルハッシュタグを付けて、広告ポスターに載せるキャッチコピーをTwitterで投稿。

②メンソレータム公式アカウントをフォロー。

投稿キャンペーンにおけるポイント

投稿キャンペーンにおけるポイント

投稿キャンペーンを成功させるために

投稿キャンペーンを成功させるためには、多くのユーザーに企画の内容を知ってもらい、そして参加してもらうことが必須となります。

しかしながら、コンテンツとの親和性が低いSNSプラットフォームを選択したり、あまりにも応募条件が複雑な内容を企画してしまってはユーザーをうまく取り込むことはできません。

したがって、投稿キャンペーンのコンテンツに適したSNSを選択すること、そしてユーザーにとって参加のハードルが低いコンテンツを考案することは、投稿キャンペーンを成功へ導く上でポイントになります。

投稿キャンペーンの注意点

投稿キャンペーンを実施する前には、それぞれのSNSにおける利用規約を確認し、ユーザーがキャンペーンに参加する際のルールを定めておくことが重要です。

SNSの利用規約違反や投稿キャンペーン実施時においてトラブルを起こしてしまうと、かえってブランドのイメージを下げてしまったり、悪い口コミが広がってしまうことに繋がります。

したがって、応募に関する規約は事前に明確にし、SNS上での禁止行為等にはあらかじめ目を通しておくようにしましょう。

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まとめ

今回は、投稿キャンペーンの始め方から実際に行われた先行事例までを解説しました。

投稿キャンペーンをうまく使うことができれば、多くのユーザーを取り込み、認知拡大やブランドイメージ向上などに大きな効果をもたらすことができるでしょう。

もし、ユーザー向けの企画を検討されているならば、ぜひ投稿キャンペーンを企画してみてください。

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