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Webフォーム作成

フォームとは?Webサイトに追加するメリットや作り方を解説

掲載日:2025年3月4日

Webサイトの問い合わせ数を増やしたいなら、フォームを作成することで結果を生み出しやすくなります。この記事では、フォームの概要やWebサイトに追加するメリット、具体的な作り方についてわかりやすく解説します。

Webサイトのフォームとは?

Webサイトに設置する「フォーム」は、アクセスユーザーからの問い合わせや申し込みなどを受ける入力欄です。

例えば、アクセスユーザーが「サービスについて確認したい」ときに利用する問い合わせであったり、「商品を購入したい」「Webサービスを利用したい」ときに利用する購入手続き・会員登録であったりと、アクセスユーザー側からのアクションを受けるためにフォームを用います。

オンライン上で、商品やサービスのCV(コンバージョン)を高めたいなら、フォームの用意が欠かせません。フォームを配置していないWebサイトをお持ちの方は、この機会に追加する魅力をチェックしてみてください。

フォームの種類

Webサイトに利用するフォームは、用途ごとに複数の種類があります。参考として、一般的に用いられているフォームの例を一覧に整理しました。

CV(コンバージョン)につながるフォーム一覧

フォームを通じて商品の購入や予約申し込みなど、CV(コンバージョン)につなげたいと考えているなら、次のようなフォームを設置しましょう。

  • お問い合わせフォーム
  • 資料請求フォーム
  • イベント申し込みフォーム
  • メルマガ登録フォーム
  • 予約登録フォーム

Webサイトで特定の商品・サービスの情報発信をしている場合に用いることが多く、興味を持ったアクセスユーザーからの問い合わせや申し込みを受け付けることが可能です。「Webサイト上で成約を生み出したい」「顧客を獲得したい」と検討しているなら、上記のようなフォームを用意してはいかがでしょうか。

情報収集に役立つフォーム一覧

アクセスユーザーから、Webサイトの情報や、提供している商品・サービスに関する情報を集めたいときには、次のフォームを利用することが一般的です。

  • アンケートフォーム
  • テスト・クイズフォーム

それぞれフォームに寄せられた情報をもとに、傾向を分析できます。「商品やサービスに関する統計データを集めたい」「Webサイトにクイズページを用意し、ユーザーが製品をどの程度理解しているかしりたい」という場合には、分析に役立つ上記のようなフォームを用意するのがおすすめです。

Webサイトの利用に関わるフォーム一覧

会員登録型のWebサイトを運用したい場合には、次のフォーム設置が欠かせません。

  • 会員登録フォーム
  • ログインフォーム

これらは、継続的にサービスを利用したいユーザーの情報をデータベースに登録し、いつでもログインできる状態にするために欠かせないフォームです。会員登録型のWebサイトの運用を検討しているなら、上記2つのフォームが必須だと覚えておきましょう。

Webサイトにフォームを追加するメリット

Webサイトにフォームを追加すれば、管理・運用者である企業にとって5つのメリットがあります。ここからはフォーム追加で得られる具体的なメリットを見ていきましょう。

ユーザーが問い合わせをしやすくなる

Webサイトに適切なフォームを設置すれば、アクセスユーザーからの問い合わせ数が増えます。

例えば「電話問い合わせ」「直接メール問い合わせ」などを用意してあるWebサイトも多いでしょう。しかし、メールアプリを起動して情報を入力する手間や、電話をした際に断りづらいなど、利用するハードルが高い点に注意しなければなりません。

一方でフォームを用意しておけば、ユーザーがWebサイトを閲覧している状態からそのまま申し込みへと進めます。手軽に問い合わせできることはもちろん、電話が苦手な人でも気軽に利用できるため、フォームを設置することにより問い合わせ数アップを期待できるでしょう。

問い合わせに対して自動返信対応が可能となる

フォームと自動返信機能を組み合わせれば、ユーザーが問い合わせをした瞬間に自動で返信できるしくみを作り、担当スタッフが個別で返信をする手間を削減できます。

フォームを利用したユーザーのなかには「本当に申し込みができたのかわからない」「次に何をしたらいいのかわからない」など、不安を感じる人も少なくありません。

このような不安に対して自動返信機能があれば、問い合わせの感謝を伝える返信とともに、しっかりと問い合わせを受信した旨を説明できます。また「〇営業日以内に対応します」など、ユーザーがいつまで待つべきなのかを伝えられるのが魅力です。

特に問い合わせ数が多い場合に有効ですので、フォームを設置する際には自動返信機能を組み合わせて、問い合わせ担当スタッフの手間、アクセスユーザーの不安を解消しましょう。

問い合わせデータを蓄積・分析できる

フォームを設置して、顧客管理ツールなどと連携すれば、問い合わせをしてくれた見込み顧客のデータを蓄積し、営業活動に役立てられます。

例えば、問い合わせとメルマガ配信を組み合わせることで、問い合わせをしてくれた顧客リストにメルマガを配信し、CVにつなげるといった動き方が可能です。また蓄積したデータをもとにWebサイトの顧客層を分析することで、広告に掲載するキーワードなどを決めやすくなります。

これらの背景により、ただ問い合わせを受けるだけではなく、その次のステップである分析にも役立つのがフォーム設置の魅力です。

匿名での問い合わせができる

Webサイトに設置するフォームは、問い合わせの設定を匿名にできるため、個人情報を特定されたくない人でも気軽に問い合わせできる環境を構築可能です。

まずフォームは、入力が必須の項目・任意の項目を分けることができ、氏名などを任意の設定にすることにより匿名での問い合わせに対応できます。ユーザーの問い合わせに対するハードルを下げられるため、アンケートを取得する際などに役立つでしょう。

24時間365日の問い合わせ対応ができる

Webサイトのフォームは、24時間365日いつでも顧客からの相談や申し込みを受けられるのがメリットです。

夜遅い時間でも問い合わせを受けられるため、その日は自動返信だけ対応し、翌営業日に詳細な対応をするといった使い方ができます。直接メールおよび電話問い合わせだけだと、人力で対応しなければならず時間外の対応が難しくなりやすいです。営業時間外でもユーザー対応ができるしくみを作りたいなら、ぜひフォームを活用しましょう。

フォームを作成する方法

フォームを作成する方法は「自作および外部委託」「システムの利用」の2つから選べます。それぞれのメリット・デメリットやおすすめな人の特徴を見ていきましょう。

コーディング(HTML・CSSなど)で構築する

Webサイトのフォームは、次のようなマークアップ言語等を用いてコーディングをすることで作成できます。

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
メリットデメリット
・オリジナルのフォームを用意できる・他システムとの連携をしやすい・競合他社よりもクオリティを高めやすい・フォーム作成に時間がかかる・外部委託では高額な費用がかかる・継続的な運用コストが発生する

社内にコーディングの知識や技術がある場合には自作することも可能です。ただし開発するノウハウがない場合には、ホームページ制作会社などに外部委託をしてフォームを用意するのがよいでしょう。

フォーム作成システムを利用する

すぐにでもフォームを準備したいけれど、デザインに高額な予算を割けないとお悩みの場合には、フォーム作成システムを利用するのがおすすめです。

メリットデメリット
・短期間でフォームを用意できる・初期コストを抑えやすい・フォームの管理コストを抑えやすい・継続的な利用コストが発生する・デザインが限られている

フォーム作成システムでは、テンプレートをカスタマイズすることにより、自社でかんたんにフォームを準備できます。ノーコードでフォームの構築が可能であるため、コーディングの知識がなくてもハイクオリティなフォームを作成したい人に最適です。

フォーム作成時に意識したいセキュリティ対策

Webサイトにフォームを設置するうえで重要なのが、セキュリティ対策です。

悪意のある第三者からサイバー攻撃を受けるリスクを減らすため、以下よりフォーム作成時に対策しておきたいポイントを見ていきましょう。

データを暗号化する「SSL化」

外部からデータを改ざんされたり、不正取得によって悪用されたりすることを防ぎたいときに重要なのがSSL化です。

SSL化は、データの送受信を暗号化する仕組みのことであり、フォームで送信されたデータについて、第三者に内容がわからないように解読できない文字列に変更できます。

なおSSL化をする際には、認証局と呼ばれる組織からSSL証明書を取得し、Webサイトに設定する作業が必要です。手続きを済ませ、WebサイトのURLを「http」から「https」に変更しましょう。

サイバー攻撃を検知・遮断する「WAF」

Webサイトに発生する予期せぬエラーやバグなどに付け入られるなど、脆弱性が影響してサイバー攻撃を仕掛けられる問題を解決したいときに役立つのがWAFです。

Webサイトを動かすための「サーバー」の前段にWAFを設置することで、通信があった情報を解析・検査して、攻撃か否かを判断します。WAFが特定のアクセスを攻撃とみなした場合には通信を自動で遮断してくれることから、フォームはもちろんWebサイト全体のセキュリティ対策として効果的です。

データ漏えいや改ざんを防止できる「アクセス制限」

Webサイト全体、そしてフォーム単体を管理する際に欠かせないのが、アクセス制限です。

例えば、管理画面にログインするためのID・パスワードを設定することはもちろん、特定のユーザーしか編集できないように権限管理をすることにより、情報漏えいや外部流出のリスクを抑えられます。

最新セキュリティを維持する「プログラム更新」

フォームを含むWebサイト全体のセキュリティを盤石に保ちたいなら、常に最新バージョンのプログラムを保持し続けることが重要です。

例えば、フォーム作成システムの更新通知がきたら、後回しせずにすばやく後進を終わらせましょう。また、フォームを自作している場合には、最新バージョンとの互換性に問題がないかをチェックすることが重要です。

フォーム作成システムの選び方

The hand is holding magnifying glass. Talent acquisition concept.

Webサイトに設置するフォームを「フォーム作成システム」で準備したいと考えている方も多いでしょう。しかし、システムの種類が多く、どれを契約すべきかお悩みの人もいるはずです。

以下より、最適なフォーム作成システムを選ぶ方法を解説します。

直感的に操作できるか

まずはフォーム作成システムを利用する担当者が、直感的に操作できるかどうかを確認してください。

基本的にフォーム作成システムは、どれも初心者から使いやすいように作られています。しかし、人によって使いづらさを感じるケースも少なくありません。よって、フォーム作成システムを選ぶ際には、実際に利用する担当者が自ら操作をしてみることが重要です。

無料体験版などを利用しつつ、どのシステムがもっとも使いやすいのかを比べてみましょう。

豊富なテンプレートが用意されているか

フォームデザインにこだわりたいなら、テンプレートの数が豊富なフォーム作成システムを利用するのがよいでしょう。

テンプレートの数が多いシステムを選択すれば、競合他社と被りにくいフォームデザインを用意できます。また、Webサイトのカラーなど、雰囲気に合わせたデザインに調整しやすくなるので、反映できるテンプレートをチェックしたうえでシステムを選ぶのがおすすめです。

自由にカスタマイズできるか

フォーム作成システムを選ぶ際には、カスタマイズしやすさを比較しましょう。

なぜならシステムによって、どこまで調整できるのかが変化するためです。デザインにこだわりたいという場合には、拡張性やカスタマイズの範囲をチェックしておくと安心でしょう。

コストが予算内に収まるか

フォーム作成システムは、決められた予算のなかで選ぶことが重要です。

基本的に有料のフォーム作成システムは、サブスプリクション形式として継続的な支出が発生します。例えば月数百円の違いだったとしても、トータルコストを考慮するとある程度の高額な費用差が発生する点に注意しなければなりません。

予算オーバーするとシステムを継続できなくなる恐れがあることは常に把握しておくことが重要です。

利用しやすいフォーム作成のコツ

もし、フォームを自作する場合かつ、高い効果を生み出せるフォームを作成したいなら、本項で紹介する4つのコツを意識してデザインしましょう。

ユーザーの使いやすさを意識して作る

フォームは、シンプルかつ直感的に入力できるデザインにすることが重要です。

たとえおしゃれだったとしても、複雑でわかりづらいデザインにしてしまうと、フォーム入力を断念されるかもしれません。もちろんデザイン等も重要ですが、まずは使いやすさを意識して項目や表記する内容を決めていくことが重要です。

フォーム最適化(EFO)に取り組む

フォームを使うユーザーがストレスを感じないよう、以下に示すフォーム最適化(EFO)に力を入れましょう。

  • 入力ミスが視覚的にわかる
  • ボタンが適切な位置にある
  • 基本情報などをグループ分けされている
  • 必須項目や任意項目がひと目でわかる

無駄な情報を省くことでユーザーのストレスを軽減できます。実際に人に利用してもらい、フィードバックをもらうことがフォーム最適化にには有効です。

デザインや色にこだわる

フォームはデザインや色にこだわることも重要です。

例えば、Webサイトのベースカラーに合わせるのはもちろん、フォントサイズや入力欄の枠線の幅など、調整できるポイントがいくつもあります。統一性のあるデザインにするためにも、Webサイト全体との違和感がないかチェックしながらフォームを作成しましょう。

プライバシーマークを表示する

ユーザーにとって安全なフォームであることを伝えるために、プライバシーマークを掲載しましょう。

なおプライバシーマークは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会からの審査を受けることで取得できます。ユーザーに安心感を与えるためにも、ぜひプライバシーマークを取得しておきましょう。

初心者からハイクオリティなフォームを作成したいなら

当社のご提供する Webフォーム作成ツール「SPIRAL®」は、ローコードでフォームを作成できる支援システムです。

独自ドメインが使えて、ハイクオリティなフォームをデザインできることはもちろん、マークアップ言語等を組み合わせることで、競合他社とは違うデザインを生み出せます。また、契約後は定額で制限なくフォームを作成できるのが魅力です。自社サイトはもちろん、Web広告、メルマガなど、さまざまな用途にフォームをご利用いただけます。

サービスの詳細については「Webフォーム作成ツール」のページをご覧いただくか、サービス導入をご検討中の方はこちらからぜひお問い合わせください。

まとめ

フォームは、WebサイトのCV(コンバージョン)を高めるほか、データの分析や顧客管理などにも活用できる便利なツールです。なおフォームは、自作(外部委託)もしくはフォーム作成システムを利用して導入できますが、そのなかでも拡張性に優れ豊富なデザインを選択できるフォーム作成システムをお求めの方も多いでしょう。

ハイクオリティなフォームを用意したい、また初心者から使えるフォーム作成システムに興味があるという方は、ぜひ当社にご相談ください。

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