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Googleフォームの作り方!スマホ・パソコンを使った作成手順

掲載日:2025年3月4日

問い合わせページやアンケートを用意したいけれど、作り方がわからないとお悩みの人も多いでしょう。この記事では、専門知識がない人でもすぐにページを用意できるGoogleフォームの作り方について解説します。

Googleフォームとは

出典:Google Workspace

Googleフォームは、世界的にウェブ広告・インターネットサービスのシェアをもつGoogleが提供している無料のフォーム作成ツールです。

問い合わせや予約、アンケート収集などに利用できるのはもちろん、取得した情報をグラフなどに可視化する分析機能も備わっています。

フォーム作成に関する知識がない人でも使いやすいユーザーフレンドリーなツールであることから、個人利用だけではなくビジネス目的としても幅広く利用されているのが、Googleフォームの魅力です。

無料版でできること・できないこと

Googleフォームは、無料でフォーム作成に関わるすべての機能を利用できます。そのため、テスト的なフォームや、かんたんなアンケートを取る場合には適していると言えます。ただし無料プランを利用する場合には、次の点に注意してください。

  • 項目数を7個までしか設定できない
  • 5個までしかフォームが作成できない
  • 決済機能には対応していない

そのため、企業やチームなど、複数名でGoogleフォームを利用する場合には、ほかのGoogle Workspaceのサービスも含めて、無料と有料のどちらがいいか比較をするのがおすすめです。

Googleフォームの作り方を覚えるメリット

無料で使えるGoogleフォームは、作り方を覚えておけば個人・ビジネスのさまざまなシーンで活用できます。利用するメリットを、詳しく見ていきましょう。

基本無料でフォームを作成できる

Googleフォームは、無料でありながら多彩なデザインのフォームを作成できるのがメリットです。参考として以下に作成できるフォームの例をまとめました。

  • 問い合わせ
  • サービス・イベント申し込み
  • アンケート
  • テスト

一般的に提供されているフォーム作成ツールの場合、無料版だと機能数が少なく、有料版を利用しなければ充実した機能が使えません。一方で、Googleフォームは無料でありながらフォーム作成に必要な機能が充実しています。

スマホやパソコンでかんたんに作成できる

Googleフォームはインターネット環境で利用できるSaaSサービスであることから、スマホやパソコンなどの端末を利用してフォームの作成が可能です。

好きな場所から手軽にフォームを用意できることはもちろん、フォーム作成画面がレスポンシブ対応であり画面内にすべての機能が収まるため、ノンストレスでフォームを作成できます。

複数人で共同作業できる

Googleフォームはチームでの共同作業も可能です。

フォーム管理画面に搭載されている共有機能に、関係者のメールアドレスを入力するだけですばやくフォーム画面を共有できます。また、作成中のフォームにリアルタイムでコメントや提案を載せられるなど、離れた場所にいながらフォーム作成の意志決定をしやすいのがメリットです。

結果を集計できる

Googleフォームでは、公開後にユーザーから利用された状況をデータとして集計できます。

例えば、管理画面上でグラフ(円グラフや棒グラフ)として可視化できることはもちろん、数値情報を同じGoogleのスプレッドシートに出力することも可能です。自身で集計やグラフ化をする必要がないため、フォーム作成後の作業負担を軽減したい場合に役立ちます。

Googleフォームの作り方を覚えるデメリット

無料でハイクオリティなフォームを作成できるGoogleフォームですが、作り方を覚える前に把握しておきたいデメリットがあります。他のフォーム作成ツールと比較したいポイントですので、ぜひチェックしておきましょう。

デザインにこだわれない

Googleフォームのデザインはシンプルであり、次の項目以外、デザインやカラーをほとんど変更できません。

  • ヘッダー部分に掲載する画像
  • 項目内に掲載するイメージ画像
  • 背景カラー

そのため「枠のデザインをカスタマイズしたい」「ヘッダーのサイズや形状にこだわりたい」「複数の画像を組み合わせたい」といった目的には対応していない点に注意が必要です。

デザインにこだわりがない場合はGoogleフォームでも問題ありませんが、競合他社との差別化を図りたいなら、別のフォーム作成ツールを検討するのがよいかもしれません。

データ集計以外ができない

Googleフォームには便利なデータ集計機能が搭載されていますが、問い合わせを受けた場合の自動返信機能などは利用できません。

一応、アドイン(追加機能)を利用すれば自動返信にも対応できますが、常にバージョン対応が必要になるなど、手間がかかる点に注意してください。また、アドインの多くは有料であることから、場合によっては他のフォーム作成ツールのほうが費用を安く抑えられる場合があると覚えておきましょう。

一部自動入力に対応していない

一般的なフォーム作成ツールには、ユーザーの入力の手間を削減できる住所の自動入力機能が搭載されていますが、Googleフォームには自動入力機能がありません。

住所の自動入力に対応するためには、外部ツールやプラグインの導入が必要です。ユーザーによる住所の入力ミスを防止したいなら、有料プラグインを利用するか、場合によっては他のフォーム作成ツールを利用したほうがお得になるケースもあります。

Googleフォームの基本的な作り方【スマホやパソコンで作成】

Googleフォームを使ったフォームの作り方を画像付きで解説します。はじめてフォームを作成する方は、ぜひ参考にしてみてください。

Googleアカウントを作成する(ログインする)

まずGoogleフォームはGoogleアカウントがなければ利用できません。アカウントを作成した後にログインしましょう。

Googleフォームのテンプレートを選ぶ

フォームを作成する際には、まず用意されているテンプレートを選択しましょう。デザインや項目が整った状態からフォーム作成をスタートできるので、自身の目的に合うテンプレートを選択してみてください。

※今回の作り方では「イベント参加アンケート」のテンプレートを利用します。

なお、フォームは1から作成することも可能です。自作したい場合には「空白のフォーム」を選択しましょう。

フォームデザインを組み立てる

まずGoogleフォームは、ブロックごとに項目が分かれている状態です。そのまま利用できる項目も多いので、ブロックの内容を書き換えながらフォームをまとめていきましょう。

また新たに追加したい場合は画面下側の「+ボタン」、削除したい場合はブロック下側の「ゴミ箱ボタン」を選びます。

フォントサイズの変更やカラー変更、画像や動画の添付にも対応しているので、自分好みにカスタマイズしてみましょう。

表示デザインをカスタマイズする

フォームの項目が決まったら、最後に表示デザインをカスタマイズしましょう。

画面上側にあるキャンバスマークをクリックすれば、ヘッダー画像やフォント、カラーを変更できるウィンドウが表示されます。現在のデザインから変更したい場合は、各項目を調整してみてください。

プレビュー確認後にフォームを公開する

フォームが完成したら、画面右上にある「3つ点が並んだマーク(メニュー)」をクリックしてプレビュー画面を開きましょう。デザイン等が正しく表示されるか、必要な項目が揃っているのかをチェックする際に役立ちます。

続いて、フォームを共有するユーザーを選択しましょう。もし共有する相手が明確に決まっている場合には、下画像の入力欄にユーザーのメールアドレスなどを追加することで共有可能です。

なお不特定多数のユーザーに利用してもらう場合には、特に共有に触れる必要はありません。

共有の準備まで完了したら「紙飛行機マーク」にて、フォームを公開できます。

すでに共有先を選んでいる場合には、自動で公開されたフォームの情報が共有されます。また、不特定多数のユーザーに共有したい場合は、もう一度「紙飛行機マーク」をクリックすることで回答者用のリンクが表示されます。コピーをして情報共有の媒体に掲載すれば、アクセスユーザーから回答の取得が可能です。

フォームの集計をする

Googleフォームの公開後は、管理画面にある「回答」の項目から最新の集計状況をチェックできます。集計された情報はスプレッドシートに出力できるほか、グラフデータをコピーすることも可能です。

分析や傾向調査のために活用してみてください。

Googleフォームの配信方法

Googleフォームで準備したフォームは、URL等を利用した3つの方法で配信できます。

メールで配信する

関係者にフォーム入力を依頼したい場合には、メールで配信するのが一般的です。

例えば、フォーム編集画面で共有先を選んでおけば、自動でメールが配信されます。また、URLを直接メールに添付することで共有することも可能です。

QRコードを使って配信する

チラシなどの紙媒体にフォームを掲載したいなら、URLをQRコードに変換したうえで配信するのがおすすめです。

Web上にある無料サービスを利用するか、Google Chromeの機能を利用することで、かんたんにURLをQRコードに変換できます。なおGoogleフォーム上ではQRコード化ができない点に注意してください。

ホームページ等に掲載する

ホームページやLP(ランディングページ)、メルマガなどに直接フォームを掲載したい場合には、HTML化をするのがおすすめです。

Googleフォームの画面右上にある「3つ点が並んだマーク(メニュー)」をクリックして「URLを埋め込む」というボタンをクリックすれば、フォームのHTMLが生成されます。

アクセスした段階でフォーム画面が表示されるので、既存のWebサイトと組み合わせることも可能です。

Googleフォームの回答結果を確認する方法

Googleフォームでは、以下に示す3つの方法で回答結果を確認できます。

  • 自動でグラフ化してくれる「要約」
  • 質問項目ごとに表示できる「質問」
  • 1名ずつ確認できる「個別」

全体の傾向を知りたい場合は「要約」、特定の質問に対する傾向を知りたい場合は「質問」、特定のユーザーの回答をチェックしたい場合は「個別」を利用しましょう。

Googleフォームの作り方のコツ

Googleフォームの作り方にこだわりたい人向けに、カスタマイズのコツを紹介します。

選択数の上限を設定する

チェックボックスを利用して、ユーザーが複数選択できる質問項目を作成したいなら、説明欄を用意し、選択の上限数を掲載しておきましょう。ユーザーがいくつ回答すべきかわかりやすくなります。

質問項目に説明を載せたい場合は、項目ブロック右下の「3つ点が並んだマーク(メニュー)」にある「説明」を選択することで表示が可能です。

条件付きの回答項目を用意する

回答者が回答した内容に応じて、次の質問を決めたい場合は、セクションごとに条件分岐を設けることが可能です。

例えば、ブロックを選択中に表示される右側の赤囲みのマークをクリックすれば、移行先のセクションを追加できます。また、項目ブロック右下の「3つ点が並んだマーク(メニュー)」にある「回答に応じてセクションに移動」を選択すれば、移動するセクションを選べます。

回答者が関係のない回答をしないよう調整したい場合には、条件分岐を用意してください。

フォームにデータを添付できるようにする

回答者がファイルを添付できるようにしたいなら、新しい質問を用意した際に「ファイルのアップロード」を選択しましょう。

なおファイルをアップロードできるのは、回答者がGoogleアカウントを所有しているときのみです。またデータ容量が大きな添付ファイルを複数名から集める場合には、Googleアカウントのストレージ容量に注意してください。

回答をメールで通知する

フォームの回答者に、入力した内容を通知できるようにしたいなら「設定」にある次の2項目を設定してください。

  • メールアドレスを収集する
  • 回答のコピーを回答者に送信する

なお「メールアドレスを収集する」を設定しなければ、コピー送信の項目を操作できません。フォームを公開する前に設定を済ませておきましょう。

Googleフォームの活用事例・シーン

Contact Us Call Service Customer Care Website Webpage Concept

Googleフォームに興味はあるものの、どのような目的で利用すべきかイメージがわかない人もいるでしょう。そこで、作り方を覚えた後に試してほしい活用事例やシーンを以下に整理しました。

活用事例活用シーン
アンケートを取るサービスやイベント利用後に顧客(参加者)から感想を集めたい
問い合わせフォームを用意するサービス提供や商品販売においてユーザーからの質問などを受け付けたい
購入・参加・応募フォームを用意するユーザーが自ら商品を購入できるようにしたい、またイベントに参加・応募できるようにしたい
クイズやテストを出題する教育施設や研修をする際に課題を出したい

なかでもビジネスの現場で役立つのがGoogleフォームの魅力です。不特定多数のユーザーから情報を集めたい方は、ぜひ本記事で紹介した作り方を試してみてください。

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まとめ

Googleフォームは無料でありながら、豊富な質問項目に対応している便利なフォーム作成ツールです。ただし、デザインに限界がある点、自動返信機能や自動入力機能などに対応していない点に注意しましょう。

もし、かんたんにフォーム作成をしていきたい方には、弊社のマルチデバイス対応のフォームがかんたん操作で作成できるWebフォーム作成サービス「SPIRAL®」もおすすめです。問い合わせ・資料請求は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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