金融の記事
ARTICLEFIT2023出展内容を分析してみた【やまざき調べvol.44】
こんにちは!金融カスタマーサクセス部やまざきです。
日本金融通信社様主催の金融国際情報技術展(Financial Information Technology 2023、以下FIT展)まで残り僅かになりました。遠方から来られる方は、宿や新幹線などのチケットをもう用意されましたでしょうか。出展社の皆様は準備が佳境の時期かと思います。お互いに準備を頑張っていきましょう!
ところで、昨年、初めてFIT展の出展企業分析記事を出しました。今年の出展募集が始まったあたりから、少しずつアクセス数を取り戻しています。来場される方も、出展される方も、周りがどのようなコンテンツを出すのか気になりますよね。
FIT2022出展内容を分析してみた【やまざき調べvol.40】
先日、セミナー参加申し込み開始と同時に出展情報などが一挙公開されました。今年も、当日皆様が楽しんでFIT展を巡れるよう、出展企業の傾向やキーワードを分析してみました。
ご所望のコンテンツがトレンド入りしているかなど、ぜひチェックしてくださいね!
出展企業の「見どころ」をキーワード分析してみた
出展企業一覧ページから「出展の見どころ」の情報をすべてリストアップし、テキストマイニングツール(KHcorder3)の「共起ネットワーク」を作成しました。
「共起ネットワーク」は、よく出てくるキーワードは大きく表示され、関連性が高いキーワードが同じ色で表示される図が自動生成される機能です。
AI活用(白)
昨年のFIT展が開催されたのとちょうど同じ2022年11月、ChatGPTがリリースされ世間を騒がせました。その後様々な生成AIが公開され、金融業界でも大手を中心に少しずつ導入が増えていますが、早速FIT展で取り上げる出展社が多くあります。
お客様とのチャット精度の向上や社内業務の効率化など、AI活用に関する最新の業界事例を収集できそうです。
システム連携(緑)
緑色のキーワードには、かなりピンポイントにシステム連携周りのキーワードがまとまっています。こちらも、昨年は出てこなかった単語です。
ここ数年で一気にペーパレス化やデジタル化を進めたものの、業務によって採用しているシステムが異なるため効率性がいま一歩劣っていると感じている方にとっては、別システムとの連携がし易いシステムを導入することでお悩みを解決できそうですね。
前回のこちらのコラムで、お客様画面・現場担当者様向け画面ともにWeb完結する設計ニーズが出ていることをお話しましたが、主流になりはじめていることを改めて感じました。
[2023年版]金融業界の非対面チャネルを強化するローコード開発プラットフォームの活用方法【やまざき調べvol.43】
DX(紫)
昨年に続いて、今年も最も関連キーワードが多かったグループです。
「データ」「デジタル」「情報」「書類」などのキーワードとの関連性が高いので、データを活用したDXや業務改革を提案するところが多いようです。
昨年も頻出キーワードでしたが、今年は特に「融資」とも関連づいているので、融資業務を担当されている方はDXを進めるヒントを見つけられるかもしれませんね!
不動産リスク評価(赤)
昨年に続いて、今年も「不動産」関連のキーワードが現れました。相場や空室率、人口や気候変動リスクなど、不動産関連業務で必要となる様々なデータが確認できるツールが紹介されています。
セミナータイトルも分析してみた
FIT展では、ブースでの展示だけでなくセミナーも開催されます。インターネット配信形式のものもあるため、当日会場に行くのが難しい場合でも気軽に申し込めます。 セミナー申し込みページから9月13日時点で公開されているタイトルと概要情報を使用して「共起語ネットワーク」を作成し、傾向を分析してみました。
営業現場での安全なデジタル活用(紫)
昨年はセキュリティ周りで出現したキーワードは、「リスク分析」や「不正アクセス対策」などとの関連性が高く、システム部門の方向けにアプローチされている印象でした。今年は「営業」や「事務」など実務関連の単語が紐づいており、現場でデジタル活用が進むと同時に、求められるセキュリティレベルが高まっているように感じます。
営業や事務などの現場でデジタルを活用したいけれど、セキュリティを課題に感じている方は、セミナーで関連情報を集められそうです。
開発プラットフォームを活用したDX(黄)
「出展の見どころ」でもよく出ていた単語群です。その中でも、プラットフォームや連携といった単語が関連しています。開発プラットフォームを利用し、別のシステムと連携させることでデータ活用やDXを促進する事例やソリューションの情報が集められそうです。
AI活用(オレンジ)
「出展の見どころ」でも出ていました。生成AIを活用した最新の業界事例やソリューションを見ることができそうです。
スパイラル株式会社もFIT展に参加します!
DX関係の単語の出現率の高さは昨年通りですが、今年は下記のキーワードが新たに現れました。
- 営業現場での安全なデジタル活用
- システム連携
- AI活用
まだ参加するか悩んでいる方も、こちらのキーワードで気になるものがあれば、FIT展に足を運んでみてはいかがでしょうか。そして、そのときにはぜひ、「この記事を見て来ました」と弊社ブースにも足をお運びいただけると、私やまざきが喜びます。
日本最大の金融ITフェア「FIT2023」に出展 ~100社以上の金融機関への採用実績をもとに最新の「顧客接点DX」事例を紹介~
今年のFIT展は、2023年10月26日(木)~27日(金)の2日間、東京国際フォーラムにて開催されます。
出展概要はFIT展公式サイトをご覧ください。
弊社は、「EB13」のブースにて出展予定です。「顧客接点DX」をテーマに、ローコード開発プラットフォームを活用して非対面チャネルを強化した事例やデモをご紹介します。お気軽にお立ち寄りください。
また、金融機関の方は名刺があれば入場できますが、それ以外の方は入場に招待状が必要です。このコラムを読んで「ちょっと行ってみたいな」と思った方は、ご連絡いただければ招待状をお送りします。問い合わせフォームからお気軽にご相談ください!
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