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ARTICLEFIT2022出展内容を分析してみた【やまざき調べvol.40】
こんにちは!金融カスタマーサクセス部やまざきです。
そろそろ年末が近づいてきました。金融業界のご担当者様の中には、来期に向けた計画や予算策定の真っ最中という方もいらっしゃるかもしれません。
この時期に開催される展示会が、日本金融通信社主催の「金融国際情報技術展」、通称「FIT展」です。
金融業界向けのサービスを展開しているIT企業が多く出展しますが、もちろん、弊社パイプドビッツもブースを出展予定です。
2020年はコロナ禍真っ只中でオンラインセミナーのみの開催でしたが、今年は昨年に続きリアル開催ができるようで嬉しく思います。昨年よりも来場者数が増えそうですね。
今年の出展企業数は、FIT展公式サイトによれば158社。そのうち140社がブースを出し、150社がセミナーに登壇するようです。
せっかく私も参加するので、他社ブースを効率よく会場を巡ってより多くの情報を収集したい!と思い、FIT展出展企業の傾向を調べてみました!
なお、セミナー内容の傾向分析も行っていますが、オフラインセミナーは座席数に限りがございます。あらかじめご了承ください。
出展企業の「見どころ」をキーワード分析してみた
ひとまず出展企業一覧ページから「見どころ」の情報をすべてリストアップし、情報を整形しつつ、テキストマイニングツール(KHcorder3)でよく出てくるキーワードや傾向を調べてみました。
よく出てくるキーワードは大きく表示され、関連性が高いキーワードが同じ色で表示される「共起ネットワーク」を使ったところ、各社の見どころはこのようになりました。
色別のカテゴリは7つ生まれました。
DXや業務改革
一番キーワード数が多かったのは、右上のターコイズ色のグループでした。
DXや改革、デジタルなど、「情報技術展」らしいキーワードがまとまっています。
業務改革や効率化でお悩みの方はより多くの情報が収集できそうですね。
電子帳簿保存法対応
2022年ならではのキーワードが集まっているのが青色のグループです。
電子帳簿保存法改正に対応した事務処理やオンライン取引を行うためのソリューションも多いようです。
やまざき調べのメルマガ読者様向けに昨年末に実施したアンケートでも関心の高いキーワードだったので、展示会でも足を運ぶ人が多そうです。
不動産・保険業務
登記情報の管理や連携、評価業務の効率化など、不動産業務に特化したキーワードがまとまっているグループと、保険業務のBPOから保険代理店でのデータの分析、業務システムなど、保険業務に特化したキーワードがまとまっているグループがありました。
関連する業務の施策を検討されている方には、ぴったりのソリューションが見つけられるかもしれません。
セキュリティ対策
サイバーセキュリティ対策関連の出展企業も多いようです。
テレワークやクラウド利用の広がりでニーズが高まっていますね。
生体認証やFIDO認証、2段階認証など、本人確認時の認証方法もいろいろなものが紹介されるようです。
セミナータイトルも分析してみた
FIT展では、ブースでの展示だけでなくセミナーも開催されます。
セミナー一覧からタイトル情報を収集して、全出展企業の見どころとは違う傾向があるか確認してみました。
テキストマイニングの結果は、このようになりました。
最初に驚いたのが、下部の青いキーワードです。
しかも、「オンライン」とグルーピングされています。
横浜銀行さまには過去に弊社でも導入事例インタビューに応じていただきましたが、オンライン化に積極的に取り組む方針なのでしょうか。しっかり同じ色で囲われて線でつながれています。
登壇されるご担当者様も多く、横浜銀行さまにとってもFIT展は一大イベントになっていそうです。
また、見どころ分析になかったキーワードは顧客接点強化でしょうか。非対面での営業力をつけるヒントがセミナーに参加すると得られるかもしれません。
株式会社パイプドビッツもFIT展に参加します!
日々サポートでお客様と接しているとよく出てくる「ローコード開発」や「内製化」もキーワードに出てくるのでは?と思っていたので、影もないのがちょっと意外でした。
また、本原稿を書いている2022年10月時点で、デジタル庁がマイナンバーカードの保険証利用を本格化させたことをよくニュースで目にしました。
展示会は出展用のコンテンツを作るのに時間がかかるため最新の時事は反映されていませんが、来年あたりは電子帳簿保存法改正対応に代わって注目キーワードになっているのかもしれませんね。
弊社は、当日「EA65」のブースにて出展予定です。
住友生命様のデジタルシフトや、横浜銀行様のセミナー管理業務効率化など、今回ヒットしたキーワードの中ではDX・業務改革に関する事例のほか、セキュリティ対策や本人認証などをご紹介いたします。
Webフォーム作成ワークショップを実施するほか、業務システムなどのデモをご用意しています。お気軽にお立ち寄りください。
金融機関関連の方は名刺があれば入場できますが、それ以外の方は入場に招待状が必要です。
このコラムを読んで「ちょっと行ってみたいな」と思った方は、ご連絡いただければ招待状をお送りしますので問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
数に限りはございますが、当日会場でもお渡し可能です。
私、やまざきもイベントに参加予定です。
今回の調査を通して気になったブースには、自分で足を運んで話を聞き、今後のコラムでみなさまに還元できるように頑張ります!
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