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ARTICLE元営業でも実装できた!? SPIRAL®×eKYCで認証DXを推進します!!【やまざき調べvol.31】
こんにちは!金融カスタマーサクセス部やまざきです。
今回は、最近お問い合わせが増えているeKYC連携について、金融本部のシステム連携担当、ハセガワさんに話を聞いてみました!
eKYCとは
eKYCとは、「electronic Know Your Customer」の略称です。金融業界で実施される本人確認を「KYC」と呼びますが、それに「electronic」がつくことで、電子的に完結する本人確認方法全体を示しています。
もともと電子完結する本人確認方法としてはマイナンバーカードをスマホやリーダーにスキャンする「公的個人認証」が認められていましたが、2018年に犯収法(はんしゅうほう)が改正。容貌画像の送信など複数の手段を組み合わせた電子完結の本人確認方法が認められるようになったことで、eKYCサービスが国内に普及し始めました。
2018年に追加された電子完結の本人確認方法は、下記のとおりです。
また、改正翌年の2019年に調査した際には、本人確認書類のアップロードに転送不要郵便などを組み合わせた方法が主流でした。転送不要郵便が必要となる本人確認方法は、厳密にはeKYCにはなりません。
eKYCサービスとSPIRAL®との連携
SPIRAL®は情報資産を安全にお預かりすることには特化したクラウドサービスです。公的個人認証を使ったSPIRAL本人確認サービスも提供しています。(2022年9月1日補足:2022年8月31日を以てSPIRAL本人確認サービスは提供終了しております。)しかし、2018年に犯収法で許可されたようなeKYCの仕組みは持っていませんし、いちから開発するとなると莫大な費用と時間がかかってしまいます。
そこで、他社が提供するeKYCサービスとSPIRAL®を連携させて、本人確認を含む各種手続きをオンライン化する仕組みを作れないか検討することになりました。連携先として選定したのが、株式会社ACSiON様が提供するeKYCサービス「オンライン本人認証proost(プルースト)」です。
ACSiON様のeKYC「オンライン本人認証proost(プルースト)」はどんなサービス?
今回ハセガワさんがシステム連携を検証しているproostは、
2020年6月に「セブン銀行とJCB、顔認証による新型ATMでのプリペイドカード申込受付の実証実験を開始」したのがニュースになりましたが、セブン銀行の新型ATMと連携し、スマホだけでなく、ATMと連携した本人確認サービスの提供が可能になっています。ATMとの連携は9月27日から東京都内のATMで限定的に先行開始されており、今後、段階的に全国の新型ATMへの拡大が予定されているそうです。
proostで一度本人確認をすると、諸届申請やチケット購入、レンタカー利用などproostを導入していれば他社のサービスでも本人確認手続きを簡略化できるそうです。
連携までの過程
「SDP」とは、Web制作・開発会社様向けに提供しているプログラムです。クライアントへ納品するWEBアプリ開発にSPIRAL®をご利用いただくことで案件の工数やコストを削減しつつ、信頼性の高いSPIRAL®のDBや配信機能を提供することでクライアントの安心感を高めることができます。
SDP会員となった開発会社様には、スパイラル株式会社から案件の開発や制作のご相談を差し上げることがあります。
SPIRAL®×proostの申請フローはどうなる?
預金口座開設申し込みをSPIRAL®×proostで受け付ける場合、利用者側はSPIRAL®の申込みフォームに必要情報を入力して送信後、proostの本人確認画面に移行。そこでセルフィー撮影や本人確認画像の提出などを行い、情報を送信して申し込みは完了です。
その後、まずはproostで送信された情報を元にACSiON様の本人確認事務チームが本人確認や反社チェックを行い、確認した結果に応じて提出情報の修正を依頼します。問題がなければ銀行側に判定結果を通知。銀行側で本人確認の内容を承認後、口座開設手続きをしていただくだけです。口座開設手続きも、SPIRAL®で構築した管理者用のマイページ上で手続きステータスなどを確認できるようにすることで、複数のご担当者様にお手続きいただく場合でもリアルタイムで申請状況を共有できます。
ハセガワさんから最後に一言!
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