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ARTICLE諸届のWeb申請はこう変わる!【やまざき調べvol.12】
こんにちは! 今月で入社2年目になりました、金融お客様リレーション部やまざきです。 今月も、金融業界でWeb施策をご担当されている方のお役に立つべく、金融ソリューション事業本部の中でも最も尖った存在の営業担当のE先輩にインタビューをしてきました!
ということで、今回は諸届のWeb申請についてまとめました!
諸届の申請をWeb化する狙い
でも、お客さまの利便性向上だけじゃなくて、営業店でやっている事務作業を集中化したいっていうニーズも、金融機関がWeb申請を導入する背景にありますね。
ちょっと早口なE先輩がお経を唱え始めたので(すみません)、諸届には具体的にどんなものがあるのか、私のほうでまとめさせていただきました。
- 住所変更
- インターネットバンキング申込
- 通帳レス口座への切り替え申請
- キャッシュカード紛失時の手続き
- 暗証番号の変更
などなど……
”諸”届というだけあって、本当に様々な手続きがありますね!
お客さまが利用する申請フォームから、事務担当者さまが利用する管理の仕組みまで、一貫してWeb化することで、お客さまの利便性向上だけでなく、事務集中化や郵送コストの削減にも繋げることができるそうです。
諸届のWeb申請を導入するにあたっての課題
…ということで、E先輩に聞いた話を、下記にまとめさせていただきました。
Web申請は「本人確認」が命!
例えば金融機関が住所変更の手続きを受付ける場合、変更後の住所にインターネットバンキングの乱数表などの重要書類をお送りすることもあるため、本人確認を厳格に行う必要があります。
特にWeb申請の場合は、本人確認をどのように行うかが最も重要ですが、多くの金融機関では本人確認方法が決まらず、諸届のWeb申請がなかなか進んでいないようです。
現状、インターネットバンキングでは諸届のWeb申請ができますが、当然ながらインターネットバンキングを利用していないお客さまの諸届申請には対応できません。
そのため、インターネットバンキングを利用していないお客さまの申請は、営業店の窓口で手続きを行うか、「メールオーダー」と呼ばれる、諸届の申請書類をWebサイトから請求し、郵送で手続きを行う必要があります。
E先輩のおっしゃる通り、「メールオーダー」は申請手続き自体が郵送なので、本当の意味でWeb申請ができるとはいいにくいかもしれません。
「メールオーダー」だと郵送費がかかるうえ、お客さまをお待たせしてしまうデメリットがあります。
そのため、すべてのお客さまがWebから諸届を申請できるように対応して、利便性の向上と、事務集中化を進めたい金融機関が多いようです。
現状では、諸届のWeb申請の際の本人確認方法としてよく採用される方法は2つあります。
- 本人確認書類の画像アップロード+本人限定受取郵便など
- 本人確認ができるデータベースに照会
① 本人確認書類の画像アップロード+本人限定受取郵便など
インターネットバンキングのお申込みなどの場合に多いのは、お客さまに免許証などの本人確認書類の画像を申請画面上でアップロードしていただき、審査後、インターネットバンキングのログイン情報などを本人限定受取郵便でお送りすることで本人確認をする方法です。
この方法は、システム開発費を抑えることができますが、本人確認書類をアップロードしていただくお客さまの手間と、郵送コストがかかります。
② 本人確認ができるデータベースに照会
諸届の申請時に、本人確認情報を入力し、地銀ネットワークサービスやオープンAPI(参照型)でお客さま情報を照会し、本人確認をする方法です。
この方法は、システム連携が発生しますが、お客さまの手間と金融機関の本人確認業務を削減することができます。
最近は、この方法の導入を検討している金融機関が増えてきているようですね!
まとめ ~今後の展望~
諸届のWeb申請がなかなか広まらない大きな原因の1つは本人確認だったんですね。
弊社の金融ソリューション事業本部の中でも刃物のように尖っているE先輩(すみません、ホメ言葉です。)だけあって、銀行の既存口座の本人確認にも使えるという視点が鋭いなと思いました。
もちろん、当社でも様々な金融機関で、諸届のWeb申請に携わらせていただいています。
諸届のWeb申請をご検討中でしたら、ぜひお問い合わせください!
おまけ
今回のタイトルを「諸届」か「諸手続き」か、どちらにするかで議論になったのですが、検索ワードを調べてみた結果、「諸届」が「諸手続き」よりも検索ワード数が4.5倍ほど多かったので、独断と偏見で「諸届のWeb申請」にさせていただきました(笑)
もし、良いネーミングがあれば、ぜひ教えてください!
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