口座開設ソリューションの記事
ARTICLE自力で調べてみた!!WEB口座開設導入状況【やまざき調べ vol.5】
こんにちは!! 入社一年目、金融お客さまリレーション部のやまざきです。
突然ですが、今期から地銀さまを担当することになったG先輩が、出張から戻るたびに口にする一言があります。
「口座開設のスマホアプリ、めっちゃ高いねん。皆さん、困ってはるわー。」
そうです。G先輩は関西人です。
普段から、話の面白い方ですが、「皆さん」というのは、さすがに大げさなのではと思いました。関西人ならではのリップサービスの可能性がありますので、事実かどうか私が調べることにしました。(笑)
地域銀行104行(地方銀行64行、第二地方銀行40行)
インターネットで「〇〇(銀行名) 口座開設」で検索し、PCやスマホから申し込み可能な口座開設方法についてまとめました。
WEB口座開設導入率
(2019年6月時点)
WEB口座開設に取り組んでいる地銀さまの割合は71.2%。
全体の7割以上が取り組んでいるので、やはり非対面チャネルの強化策としては優先順位が高いようです。
WEB口座開設の申し込み方法
WEB口座開設の方法を、以下の3パターンに分類しました。
・WEBフォームから申し込み
・スマホアプリから申し込み
・WEBフォーム、スマホアプリの両方で申し込み可能
それぞれの割合について、WEB口座開設実施済みの74行を調べた結果、以下のようになりました。
(2019年6月時点)
「スマホアプリで申し込み」の割合は51.4%と、過半数を占めています。
「WEBフォーム、スマホアプリの両方で申し込み可能」の割合と合わせると、50行もの地銀さまが口座開設のスマホアプリを提供していることがわかりました!
G先輩の「皆さん、困ってはる」という発言も、あながち嘘ではなさそうです。
口座開設スマホアプリの分類
さらに、G先輩に聞いてみました。
「ちなみに、『皆さん、困ってはる』って、一体何に困っているんですか?」
「あんなぁ、『せっかくアプリをダウンロードしても、口座開設にしか使えないので、捨てアプリになってしまってるんです。』って皆さん、言うてはんねん。」
・・・でました!またしても『皆さん』。
やはりG先輩が話を盛っている可能性があるので、こちらも調べてみることにしました。(笑)
(2019年6月時点)
地銀さまが提供している口座開設スマホアプリは、口座開設専用なのか、口座開設後も使用できるのかを調べてみました。
その結果、スマホアプリを提供している50行のうち39行にあたる78%が口座開設専用アプリを提供していることがわかりました!
残りの11行は、残高照会や手続きなど、口座開設後にも引き続き利用できるスマホアプリを提供していました。
※残高照会や振り込みなどができるアプリを口座開設専用アプリとは別に提供しているケースは、口座開設専用アプリとして集計しています。
まとめ
今回のやまざき調べで、わかったことが2つあります。
1つ目は、G先輩が言う通り、口座開設アプリには多くの地銀さまが課題を感じているだろうということです。せっかく口座開設アプリをダウンロードしても、開設後はアプリを使わないため、削除されてしまっているのだろうと思いました。
また、口座開設時の情報やチャネル(スマホアプリ、WEBなど)を継続的に活用することができれば、CRM施策や郵送・電話による手続き業務の削減にも使えそうですね。
2つ目に、普段はリップサービス満載のG先輩ですが、こと仕事に関しては正確な情報をキャッチアップされている方だということがわかりました。
この場を借りてお詫びいたします。
G先輩、疑って申し訳ありませんでした!
G先輩は、この問題を解決するためのサービスを絶賛企画中です。
完成したらご紹介をさせて頂きますが、事前にお知りになりたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
なお、今回ご紹介した集計データの詳細もご用意しておりますので、ご希望でしたらお問合せください。
WEB口座開設といえば、本人確認の方法がポイントになりますよね。
金融機関の本人確認の話をしていると、必ず「はんしゅうほう」という単語が出てきます。
この記事を書くにあたってG先輩と話をしていた際にも、
「やまざき、犯収法のことほんまにわかっとる?(わかってなさそうな顔を見て)わかってへんやろ!ちゃんと調べときや!」
と助言をいただきました。
次回は、犯収法について調べて、お届けさせていただきます!
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